今回の旅を振り返るシリーズは2018年8月音楽の都、オーストリアはウィーンの旅です。
ウィーンは人口約900万人、ヨーロッパを代表する大都市であります。
ウィーン街歩き
ウィーンの街はとても観光のしやすい設計となっております。
観光の定番はリングと呼ばれる旧市街を囲む大きな通り環状通りの中がメインです。
山手線の中、みたいな感じでしょうか。
そこそこ広いですが、頑張れば1日で大体メインの所は回れるかな、という広さです。
結構かけ明日の観光になってしまいますが。
私は、今回、約2日間、ウィーンを堪能いたしました。
まずははじめに行ったのはこちら。
シュテファン寺院であります。
近くで見ると写真よりも巨大で圧倒されますね。
元は1147年にロマネスク教会として建設されたそうですが、14世紀に改築され、現在のゴシック様式の巨大の教会となったそうです。
もちろん、中に入ることもできます。
中には、有名な歯を痛めているキリストの像があります。
うん、確かに痛そうに見える。
当時は虫歯とかどうしてたんでしょうね。
ザッハートルテなど、これから甘いものを食べようって気分に水を差される気分です。
そして、教会の上に登ってみると、モザイク屋根を間近でみることができます。
やはり大きいですね。
そして、ウィーンの街を一望できます。
旅の始まりとして、まずは全景を確認というわけです。
はい、異常なし。
高層ビル群も見えますね。
ビジネス街でしょうか。
こんなでかい鐘もありました。
目の前で鳴らなくてよかった。
シェーンブルンはやはりウィーンのシンボルみたいなところなので人人人。
とくにく混雑しております。
馬車も糞がしっかりとキャッチされるようになっていました。
クラクフにはこのカバーというか受け皿がなかったので石畳の道を歩くときはやや注意が必要でしたが、ウィーンではその心配がありませんね。
安心して歩くことができます。
そして、こちらががウィーンの有名な通りであるグラーベン通りです。
おしゃれなお店があちこちにありますね。
目の前に見えているこの変わったモニュメントはペスト記念柱です。
かつてヨーロッパで黒死病といわれたペストの終焉を神に感謝するという意味でつくられたものです。
コロナの終焉も祈るばかりです。
近くにはこちら、ペーター教会も見えてきます。
緑色のドーム型の屋根が特徴的ですね。
この教会、無料で入ることができ、その美しいバロック装飾を見ることができます。
この時は学生の合唱も行われいて、音楽の街、ウィーンを耳でも楽しむことができました。
この辺りはあちこちにショップ、レストラン、カフェなどがあり、見ているだけでも楽しいエリアです。
今度は足を延ばしてホーフブルクと呼ばれる王宮へ行ってみます。
さすが、あのハフスブルク家の歴代皇帝の居城です。
ここがまた広いのです。
都市の中の都市ともいわれているそうです。
分かる気がする。
それくらい広いです。
新王宮、旧王宮、スイス宮と、、王宮といってもいろんな場所があります。
観光の見所としては博物館や図書館なんかが面白いのかもしれません。
中の様子です。
もういろいろ展示されているのですが、すみません。
その価値がよくわからないままただ歩いていました。
ここはその国立図書館で蔵書数は20万冊。
多分読める本は全然ないのでしょうが、なんだかそこにいるだけで賢くなった気がしますね。
ここは本を見るというよりはその施設の造りがすごいです。壁画とか、もう教会ですね。
見ごたえがあります。
この緑色のドーム屋根が特徴な建物はミヒャエル宮です。
旧王宮の入口です。
馬車が通っていきますね。
ここだけもかなりいろいろ見るところがあります。
隅々まで見ると時間がまったく足りませんので、さくさくさくと見て回りました。
もうただの散歩でした。
さて、室内の散歩には少し飽きていたので外へ繰り出します。
リング周辺にはオーストリアにゆかりのある有名な歴史上の人物の銅像が数多くあります。
まず、マリア・テレジアです。
王宮の通りをはさんで向かい側にあります。
さすがは女帝、銅像からだけでもその力強さを感じてしまいます。
一方こちらはモーツァルト。ト音記号に植えられた花がきれいですね。
こちらはゲーテです。
さて、モーツァルトですが、ウィーンにはモーツァルトハウスと呼ばれる、1784年~1787年間での約3年間、実際にモーツァルトが住んでいたという住居があります。
現在は博物館となっており、住居だったという雰囲気は全然ないのですが、この地であの名曲フィガロの結婚も
作曲されたと聞くと、どことなくその音楽が聞こえてきます。
嘘です。
全く聞こえませんでした。
モーツァルトハウスは、外からもあまり目立たないので、なかなか場所は特定するのが大変でした。
日本語のオーディオガイドがあり、その生涯を展示とともに聞くことができます。
他の音楽家とのライバル関係であったり、お金に困っていた話など、モーツァルトのイメージとはほど遠いエピソードの数々。
天才の意外な人生を知ることができます。
これはモーツァルトのチョコレート。
定番のお土産なのかあちこちで売っていました。
これ、すごくおいしいです。
モーツァルトに代表されるように、ウィーンは音楽の都です。
街の通りのあちこちで路上演奏を聴くこともできますが、せっかくですから行きたいですね。
オペラ座です。
オペラ座はパリのオペラ座、ミラノのスカラ座と並び世界3大オペラ劇場の一つです。
ちなみに、シーズンは9月から6月までで、僕がいった8月はオフシーズン。
しかし、8月でも観光客向けにウィーンモーツァルトオーケストラという奏者がモーツァルトの扮した
コスプレ楽団による演奏を聴くことができます。
有名で観光客の喜びそうな曲を演奏、最後はみんなで手拍子!
みたいなノリのオーケストラです。
僕はそれほど音楽に詳しいわけでもないでの、ただこの劇場で生演奏を聴くことができただけで十分でした。
劇場の中はこんな感じ。
ボックス席。
一度来てみたかったんですよね。
とても見晴らしがよいです。
ちなみに、このモーツァルトオーケストラ、現地でチケットが手配できるか不安だったため、出国前に予約していったのですが、
現地ではチケット、簡単に買うことができます。
こんな感じで営業していますので、当日券は全然あるよって感じでした。
でも、やっぱり劇場きれいでした。
ちなみに普通のオーケストラの場合、それなりのドレスコードが必要ですが、このモーツァルトオーケストラに関しては全然Tシャツの方もいました。
多分どんな格好でも大丈夫です。
ウィーンの旧市街を歩くのではとても楽しく、街中の散策だけでもウィーン観光を十分楽しめるのですが、今回は少し足を延ばして
はシェーンブルン宮殿に行ってきましたよ。
シェーンブルン宮殿
なんとも素晴らしい天気に恵まれました。
ここがシェーンブルン宮殿です。
広い!
そしてこの色。
黄色?
明るいですね~。この色はマリア・テレジア・イエローと呼ばれているそうです。
まるで絵のようですね。
素晴らしい景色です。
ここは王様の夏の別荘として使われた宮殿らしく、あのナポレオンがウィーンを占領した際に使用した寝室(もとはマリア・テレジアの寝室)なんかもあります。
ウィーン会議の舞台になったところでもあります。
ここで数々のヨーロッパの歴史が動いたわけですね。
もちろん、世界遺産登録されています。
夏のシェーンブルン宮殿、大変な混雑でしてチケットを取るもの大変でした。
行かれる方は早めに到着されることをおすすめいたします。
今回は音声ガイドとともに1つ1つ丁寧に見て回りました。
高校生のときに世界史を勉強していないので、始めて聞く話ばかり。解説がなければただなんか豪華な部屋だな、で終わってしまうので、ぜひオーディオガイドを使われることをお勧めします。
ただ、実にたくさんの○○の間、○○の部屋があって、終わるころには結構疲れてきました。
ちなみにシェーンブルン宮殿は大きな公園の中ににあり、周囲には動物園なんかもあります。
とにかく広くて、歩くので脱水にならないように注意が必要なくらいでした。
それでも、こんな大きな宮殿はほかではなかなか見ることもできないと思いますので、今回行くことができてよかったですね。
ウィーングルメ
コーヒー好きの私としては、やはり行っておきたいウィーンのカフェ。
日本でウィンナーコーヒーというコーヒーにクリームがのっかった飲み物がありますが、このウィーンがルーツなのです。
しかし、ウィーンにカフェ文化で最も有名なのはザッハートルテではないでしょうか。
ザッハートルテというのは、チョコレートケーキにアプリコットジャムが加わったものです。
いまでは超有名なこのスイーツですが、2つも店でどちらがザッハートルテの産みの親なのかで裁判が
行われたそうです。
真相はさだかではないですが、一応決着はついて本家はザッハーというお店ということになったわけです。
ちなみにもう1つのお店はデーメルです。
日本でも伊勢丹とかにありますよね。
今回はその2つのお店にいってきました。
ことらがザッハーです。
ザッハーはオペラ座すぐ近くのホテルザッハーの中にあります。
1832年当時16歳だったフランツ・ザッハーがザッハートルテをつくりあげ、ホテルはその息子が
開業したそうです。
高級ホテルです。
ホテルのお客専用のレストランも近接しているので間違わないように。
こちらがそのザッハートルテ。
美味しそうですね。
うん、とても美味です。
結構酸味は強めでした。
生クリームと一緒にたべるとなお美味しいですね。
そして、こちらがデーメルです。
デーメルはコールマルクト通りというミヒャエル門に続く通り沿いにあります。
1階はショップになっていてカフェは2階です。
階段を登るとと、スイーツを作っているところを間近でみることができます。
かつてはハプスブルク家専門のベーカリーだったということもあるのか店内は広く、
高級感もあります。
ウェイターの方もきちっとしていてカフェなのにレストランのように行き届いたサービスです。
こちらがザッハートルテ。
ザッハーよりもやや酸味は少なめ。
個人的にはこちらの方が好きでした。
といってもどちらも美味しい。
もう両方とも本家でよいですね。
ちなみに、デーメルですが、チップが必要でした。
なるほど、先ほどの行き届いたサービスの背景にはこれがあるのですね。
お忘れなく。
さてさて、スイーツもいいですが、もっとお腹にがつんとくるのも食べたいですよね。
ということでバイスルへ。
バイスルというのはオーストリアのカジュアルレストランのようなところ。
5千円もあればお酒も飲んで何品か頼んで食べることができます。
高級レストランとは違い大衆向けで入りやすいです。
いろいろと食べましたが、やはり印象的だったのはこちら。
ウィンナーシュニッツェルです。
仔牛のもも肉を使ったカツレツですね。
こうして平べったくするのが特徴。
さくさくで美味しいです。レモンとの相性とてもよく、見た目はすごく大きいですが、
厚みはあまりなく女性1人でも十分に食べることができます。
シュニッツェルについては専門店もあり、中には終日行列のできる巨大シュニッツェル
のお店もありました。
続いて、こちら。ターフェルシュビッツ。
ボイルした牛肉なのですが、これがやわらかくて美味しい。
店舗によって盛り付けは少し違います。
こんな感じ。
この2つはウィーンに来たら食べておきたい定番料理です。
日本でももっと食べられたいいんですけどね。
日本人の味覚にもぴったりあうように思います。
ところで旅先でのレストランの注文、現地語がわかないと難しいときありますよね。
オーストリアはドイツ語が公用語の国ですが、大体英語も通じます。
こちらミュラーバイスル。
ありがたいこと日本語のメニューもありました。
観光客向けですね。
でも味はグッドです。
それと、街でノルウェーっぽい?いや違うかも。
なんか魚の看板が。
ここのクラップもなかなかよかった。
ちなみに、日本食も駅の中にあったりもしました。
閉店間際にいったら割り引いてくれました。
味はそこそこ。
外国語にきてもお寿司はすぐに食べたくなってしまいます。
2日間の旅でしたが、十分に楽しむことができました。
食べて、見て、聴いて、歩いて、五感をフル活用できた旅でありました。