今しか出会うことのできない街ホーチミンの旅

お出かけ
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今回の旅を振り返るシリーズは2016年ホーチミンであります。

初めてのホーチミン、初めてのベトナムでありました。
短い滞在期間ですし、仕事のついでにプチ観光してきたのでレポートしたいと思います。

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ホーチミン市について

ホーチミンといえば、首都のハノイと並びベトナムの都市として日本でもメジャーな存在ですね。
私はボランティアで日本語を教えているのですが、かなり以前の話ですが、安田成美さんと香取慎吾さんが出演された「ドク」というドラマに登場した街ですね
香取さん演じるベトナム人のドクという青年と人生に少し悩んでいた安田成美さんがホーチミンで出会うところからドラマがスタートします。
安田成美さんはこのホーチミンの旅をきっかけに仕事をやめ、日本語教師となり、再び、日本でドクと出会い、仕事に、恋に様々な展開が繰り広げられるドラマであります。
日本語教育に関わる身としては大変興味深いドラマでありました

脱線しすぎました。
すみません。

ホーチミンについてですが、ホーチミンはかつて「サイゴン」と呼ばれていた時代がありました。
そう、1975年のベトナム戦争終結まではサイゴンと呼ばれていたのです。
そのため、現在でも鉄道の駅とか「サイゴン駅」などと表示されているところも。

そんな歴史を持つホーチミンは人口約800万人の巨大都市であり、中心部は高層ビルも建ち並びます。
一方で市場に行けば南国フルーツが並ぶいかにもアジアな雰囲気が残っていたりもします。
親日の国ですし、多くの日本人の駐在員もおり、日本人にもとても身近な外国ですね。

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最悪の到着となりました

ホーチミンへのアクセスについて、成田空港から約6時間、タイソンニャット国際空港(ホーチミン)到着です。


空港から市内中心部までは8kmほど。
タクシーで向かうことにしました。
金額にして大体15万ドン
そう、ベトナムの通貨の単位は「ドン」っていうんですよ。

15万ドンなんていうととても高い気もしますが、1ドン0.0045円ほど(2021年1月時点)なのです。
つまりタクシー代は700円程度
安い!!
アジアの国に来る度にタクシーの安さには感激してしまいますね。
日本のタクシーもどうにかならないでしょうかね。

ところで・・・
タイトルにあるとうに、私のホーチミンの旅は最悪の幕開けで始まりました。

たまたま運悪く?
いや、もしや単なる自分の勘違いの可能性も少しあるのですが。
今後ホーチミンに行かれる方向けの注意喚起の意を込めて書き留めておきます。

先に書いたようにホーチミンの国際空港から市内では電車がないので、タクシーで向かいます。
空港からタクシーに乗り、出発したのはよいのですが、
空港を出る際に運転手が助手席に座る私に言うのです。「1ドン!1ドン!」
何回も連呼してきます。
ドンドンドンドン行ってくるのです。
安田大サーカスでもあるまいし。

古いですね。

実はホーチミンの国際空港では、その空港から出る際にどうやらお金(タクシー空港使用料)がかかるらしいのです。
金額は1万ドン(45円程度)。

確かにそうしたお金がかかることは事前にネットでも調べていたのですが、降車する際にまとめて支払うものだと思っていたので、
いきなりドンドン言われて面食らってしまいました。
しかも、両替はホテルについてからする予定だったので、手持ちがありません。

ベトナムの通貨が持っていないことを伝えようとするのですが、
全く通じません・・
運転手さんは英語がダメダメでありました。

”1ドン!1ドン!”運転手さんは相変わらず連呼してきます。
しかたがないので、日本円ではだめなのか?と思い、運転手さんに千円札やら1万円札を渡し、どれかで代替できないかとジェスチャーで伝えようとします

運転手さんはあきらめたのか、とりあえずお金は返却され、立て替えてくれたようで何とか検問は通過します。

始めから立て替えてくれよ・・・
検問所?みたいなところ通過する際にお金が必要なようで、検問の順番が迫ってくる中、こっちも焦ってしまいました。

とはいえ、とりあえず無事にホテルにつき、両替を済ませ支払いをし、タクシーを降りました。

ふぅ、、、タクシーを見送りホッと一息。

と、問題はその後に発覚しました。

なんかお金少なくない?

所持金(日本円)が2万円ほど少ない。

どゆこと?

持ってくるの忘れた?

いやいやそんなはずはない。
結構そのあたりは慎重な性格だ。

「もしや!?」

「あの運転手か!」

そう、空港から市内へ出るときに「1ドン!1ドン!」と連呼され、現地通貨を持たない自分は思わず、日本円のお札をいつくか渡してしまった。
もちろん、日本円では支払うことはできないので、その場では返してもらった。

はず・・・である。

とはいえ、複数の紙幣を渡した後、しっかりと返された紙幣を確認していない。

そもそも、なぜそんな紙幣をいくつも易々と渡してしまったのか・・・
今思えば軽率極まりない行為である。
ちなみに1万VND(ドン)は日本円で約45円ほど。
45円のため、2万円を失ったというのか。

そんなことをもやもやしばらく考えていました。
いざとなれば、同僚に借りることもできるし、クレジットカードのキャッシングで現金をおろせる。
とりあえず、今回は2泊の短期出張なので現金は何とか足りそうであった。
それにしれも先行き不安なスタートとなってしまった。

みなさんは大丈夫だと思いますが、初めての訪問国でこうした英語の通じない相手に急にお金が要ると
迫られてしまうと焦ってしまいますね

どうぞ、お気をつけて。

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街めぐり。そしてベトナム料理

過ぎてしまったことは仕方がない。
せっかくなので旅を楽しみます。

こちらはホーチミン市人民委員会庁舎

ベトナムに来た、という実感がわきますね。
フランス統治時代の名残を感じます。
ちなみに、この建物、現在はホーチミン市人民委員会の本部として使用されているとうです
ホーチミン像がシンボルですね。

翌日の仕事はレックスというホーチミンの高級ホテルを会場に行われる留学フェアであります。
老舗の国営ホテルということもあり、宿泊料金も高め。

私は隣に位置するロイヤル・ホテル・サイゴンに宿泊することにしておりました。
少し古い感じはしますが、きれいなホテルでした。
十分快適です。

さて、ホーチミン市内の観光地ですが、いくつかのストリートへ繰り出してみました。。

レタントン通りは繁華街で、日本人向けのレストランなんかもたくさんありました。
この辺りは日本人に限らず、外国人向けの住居やオフィスもたくさんあるようで、多国籍の店が集まっているようです。。

ドンコイ通りはホーチミンでは一番活気があるストリートではないでしょうか。
大きなショッピングセンターもたくさんあります。
食べるところも、お土産を買うところも、宿泊するところも何でもあります。

ちなみに、ドンコイ通りの隣のグエンフエ通りは歩行者天国になっており、夜もなにやらイベントを行っていて、とてもにぎやかなストリートでした。

ちなみにお昼はこんな感じ。
夜のほうがにぎやかですね。

さて、夕飯はというと、様々なお店があり、迷うところですが、ベトナム料理のメニューが豊富にあるレストランに行きました。
こちらは観光客や現地駐在員の方などがよくお店なんですかね。価格は日本と同じか少し高いくらいでしたが、味はかなり美味しいものでありました。

やはりベトナム料理はおいしいですね。
春巻きは定番ですね。

ちなみに、中心部からは少し離れていますが、どうしても行きたかったカニ料理のお店にもいってきました。
94トゥイ―というお店です。

後から知ったのですが、日本のテレビ番組にも紹介されるような店なのですね。
完全にローカルな人しかいませんでしたが。

名物のクア・ロット
脱皮直後のカニを殻ごと揚げています。
味は、まずまず。
すごくうまい!というわけではないですが、日本で同じものを食べたら倍以上の値段がしそうでした。

というか日本だとあまり見かけないですね。
天ぷらになってしまうからでしょうか。
とはいえ、コストを考えれば十分満足なお店でした

ほかには写真は取り損ねてしまったのですが、ブイビエン通りまで歩いてみました。
ドンコイ通りからは結構歩きますが、旅は気持ちをハイにしてくれますね。
この通りはバンコクでいうところのカオサン通りみたいな所な印象でした。
なんというか雑多な感じ。夜に行ったのですが、屋台なんかもあって、ドンコイ通りに比べるとより”アジア感”が強いです。
ただ、特に目的もなくプラプラしただけなので、疲れ果てコーヒーだけ飲んでホテルに戻ることにしました。

そう、ベトナムはコーヒーが有名なんですね
有名というか生産量が多いのです。
2018年度の統計によれば、ブラジルに次いで2位なのです
あのコロンビアやグアテマラよりもずっと多いのです。

チェーン店ではハイランズ・コーヒーが有名で、日本のスタバみたいな雰囲気でした。
今回はせっかくなので本場の”ベトナムコーヒー”も飲んでみようということでレックスホテル内のカフェへ。
ベトナムコーヒーを注文してみました。

ベトナムコーヒーとは、簡単にいうと深煎りのコーヒーをフランス式のフィルターで抽出し、コンデンスミルクを加えて飲むスタイルのコーヒーのことです。
と、今でこそ説明できるのですが、実は当時は全く知識がなく、同僚と、「これどうやって飲むの?」みたいな話をし、まったく味わうことができませんでした。
ただ、ドロッと苦いコーヒーだな、という印象で終わってしまいました。
結構高かったのに、もったいない。

さて、冒頭でも少し書きましたが、ホーチミンはベトナム戦争以前はサイゴンと呼ばれていた街です。
市内には戦争の歴史を感じる展示も見かけました。


今回は行くことができませんでしたが、市内には戦争の歴史が展示された博物館がいくつもあります。
こうした歴史を知っていれば、街の見え方も少し違ったものになったのかもしれませんね。


さて、今回の主目的は現地の日本留学に興味のある高校生、大学生へ日本の大学の情報を伝える進学フェアでの出展でありました。
知らない人もいるかもしれませんが、ベトナムは日本へ留学する人が世界第2位なのです。
1位はもちろん中国です。
これはイメージ通りですね。
しかしベトナムも第2位と、日本の大学に勤める身としては大変ありがたい国なのです。
進学フェアの最中もホーチミンでは有名なドンズー日本語学校から多くの生徒さんが来てくれていました。
こうして日本に興味をもってくれていること、嬉しいですね。

今回はあまり時間がなく、ゆっくりと観光ができないのが残念でした。

そういえば、つい先日も横浜FC所属で元日本代表サッカー選手の松井大輔選手がサイゴンFCへの移籍が決定しましたね。
これからサッカーも強くなるかもしれないです。
そして、2016年に行った当時も、ホーチミンはまだまだ開発がこれから進んでいく勢いを感じました。
きっと今もそうなのでは、と思います。

そういう意味では、今しか出会えない街景色がそこにはあるのではないでしょうか。

残念ながらコロナ禍はまだまだ終わりが見せません。
来年、再来年?
また会いに行きたい街です。

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