旅を振り返るシリーズ。今回は2018年8月ベルゲンの旅です。
まず、はじめに。
ベルゲンってどこ?
そんな声が聞こえてきそうですね。
ベルゲンの人口は30万人弱。
オスロについでノルウェー第2の都市であります。
フィヨルドの玄関口でもあり、ノルウェー最大の港街です。
そうです。
今回の旅のメインはフィヨルド観光であります。
最大級の規模を誇るソグネフィヨルドに行くにあたり、ベルゲンに滞在。
とても雰囲気のいい街でした。
こちら、ベルゲンの空港に到着いたしました。
ん?
BERGEN?
もしかしたら間違えたのか?
よくわかりませんが、間違いなくベルゲンです。
なぜクエスチョンマークがついているのか真相は謎ですが、面白い空の玄関口ですね。
さて、初めてのノルウェー、初めての北欧。
わくわくしますね。
気持ちが高ぶる中、ホテルのある中心部へ向かいます。
市内へはFlybussenという空港バスで向かいます。
あまりベルゲンについての情報がなく、しっかり街に到着できるか、少し心配になります。
人もほとんどあるいておらず、ノルウェー第2の都市にしては閑散としていますね。
8月ですが、さすが北欧。肌寒いです。
はい、こちらでチケットを購入します。
うん、ちゃんとベルゲン行きとあるから大丈夫!
市内へは大体30分くらいです。
はい、ベルゲン中心部へ到着です。
天気はこんな感じ。
もともと北欧はきれいな青空という天気はほとんどないようで、いつもこんな感じらしいです。
とりあえず、ホテルへ向かいます。
ホテルでは耳栓を渡されました。
どうやら1階がバーでうるさいからこれをして寝てくれ、ということのようです。
ありがとうございます。
ところで、このホテル。
正確にはホテルでなくホステル。
バスタオルやらアメニティが全くありませんでした。
事前の予約では気づなかったのですが、北欧は物価が高いので、他国と同じような価格帯で宿泊先を選んでしまうと、このような事態になるかもしれないので、ご注意ください。
とりあえず、街へ繰り出します。
ベルゲン街歩き
ベルゲンはコンパクトな街なので駅周辺から港町までの主要な場所を散策をしても1日もあれば十分見て回れます。
ベルゲンの街を歩いて気づいた2つのこと。
1つ目。
みんな身長が高い。
男性はわかるのですが、女性も高いです。
ちなみに、ノルウェーの男性の平均身長は182cm、女性は167cmだそうですよ。
どうりで。
私は173cmなのですが、かなり小柄な部類に入ります。
余談ですが、平均身長の世界一はオランダで、ノルウェーは3位とのことです。
確かに、オランダに行ったときは、みんな高身長でした。
2つ目。
これはセブンイレブンのコーラ(500ml)。
25クローネ。
日本円に換算すると1本300円くらいです。
おいおい、物価が高すぎるよ。
普通の街中のコンビニでこの値段はさすがに高すぎる。
と、いうことで。
ノルウェーはいろいろ「高い」ということです。
身長は、特に問題ないのですが物価は旅行に直接影響してきます。
これは先行き不安ですね。
帰国した後のクレジットカードの明細が心配になります。
さて、このベルゲン。
ノルウェー第2の都市とは人はそれほど多くはなく、日本人はもちろん、アジア人もほとんど見かけませんでした。
でも、そういう所も含め、街の雰囲気はなんかいいのです。
異国感というか、遠くに来た感じがします。
街並みも派手さはありませんが、おしゃれというか、かわいい感じです。
ベルゲンではマックもこんな感じ。おしゃれですね。
がやがやしていないし、ほどほどに栄えた小さな都市。
なんか好きです。
山の上にも家がたくさん。
どんな暮らしをしているんでしょうか。
そして。
こちらが有名なブリッゲン。
世界遺産にも登録されている場所です。
三角屋根が特徴の木造長屋です。
歴史は詳しくありませんが、中世の時代にドイツのハンザ商人が使用していたとのこと。
気づきますでしょうか。
なんか。
曲がっているというか、ゆがんでいますね。
いろいろ心配になりますが、そういえば、アムステルダムの建物もこんな感じでした。
ユニークですね。
ちなみにこれらの建物の中はお土産物やアーティストのような人がアクセサリーとかいろいろ売っているお店が密集しています。
個性的なショップが多く見ているだけでも楽しいですよ。
また、ショップだけでなくアトリエも兼ねているところもあるので、職人さんもいたりました。
奥に入るていくとあまり人が少なくなり、お店にも少し入りにくいです。
数人でもお客さんがいてくれるとよいのですが、誰もいないところに入るのは少し勇気が必要ですね。
ちなみに、この木造の建物、古い歴史はあるものの建物時代は何度も火事にあって建て替えられているそうです。
すごく密集していますからね。
どこか1つでも火災が起きるとすぐに隣の建物に燃え移ってしまうというわけです。
ブリッゲンの近くには魚市場があります。
やはりノルウェーといえば魚介です。
サーモンを日本に売り込んだのもノルウェーらしいですね。
夜遅くまでにぎやかです。
街並みにが素敵なベルゲン。
調べたところによるとフロイエン山というから眺めが最高とのこと。
乗り場は魚市場すぐ近くです。
行ってみます。
山へはケーブルカーで登ります。
最大斜度26度!
かなりの激坂ですね。
約6分で頂上につくるのですが、途中何度か停車します。
そういえば、山の上にいくつかも家がありましたね。
このケーブルカー市民の生活の足としても利用されているようです。
景色を見ているとあっという間に到着です。
これがその絶景!
街が街の全体が見えます。
素晴らしいです。
海、山に囲まれた港町。
高層ビルとかないこの感じ。
この港の感じ。
あぁ、異国感がすごい。
住んでみたい。
ここに住んだら、今の価値観とか色々変わりそう。
そんなことを考えてしまいました。
そして、8月のベルゲン、いつまでたっても明るいです。
日没が遅く、22時くらいまで明るいんです。
こうした所からも夏の観光には最適ですね。
日が落ちた後のベルゲンはこんな感じ。
きれいですね。
8月とはいえ、夜は寒いです。Tシャツ1枚では厳しいです。
ベルゲンのグルメ
こんな素敵なベルゲンの街。
食事の方がどうでしょうか。
結論からいって価格以外は最高です。
価格については北欧はもうどこも物価が高いのですが、味は素晴らしい。
魚市場で食べたカニとサーモンのクラップ。
カニはこれで5000円くらい?高いし、しょっぱいけど、それでも美味しい。
キングクラブさすがです。
ところで、魚市場は室内と室外があります。
室内の様子はこんな感じ。
お土産なんかも売っています。
ちなみに、瓶詰の魚卵も買ってみました。
これはかなりの失敗。
相当まずかったのでお勧めできません。
一見いくらのように見えたので買ってみたのですが、薬のような味でした。
魚市場は見ているだけでも楽しいですね。
新鮮が魚介類が並びますが、少しグロテスクな魚もたくさん。
いったいこれはなんでしょうか。
そうそう、ノルウェーは捕鯨国なんですね。
珍しいです。
せっかくなので、クジラのステーキをいただいてみます。
このダイナミックな焼きっぷり。
日本だとあまりこんなボリュームで出してくれるとこないのでは?
ペッパー風味でこれは最高、くさみもなし。
一方でサーモンのお刺身。
これは完全に日本のスーパーと同じ味。
ただ高いだけなので、あえてここで食べなくてもよかったです。
ところで街中にはファストフードもあります。
ここはホットドッグのお店。
せっかくなのでトナカイ肉を。
ややくさみを感じますが、牛ともまた違ったジューシーさがあります。
日本からするとあまり身近でない街、ベルゲン。
小さな街ですが、”THE北の港町”であり、身長も物価も魅力度も高い街でした。