MINI。
日本でも人気の輸入車ですね。
街中で見かけることも少なくありません。
今回は私の相棒であるMINIについてざっくり書いてみたいと思います。
ミニの歴史
まずは、ミニの歴史から。
ちょっと勉強してみましたよ。
今でこそ、ミニはBMWで作られているドイツ車のイメージが定着しておりますが、元々はイギリスのクルマです。
今でも、ユニオンジャックを用いたオプションが数多くあるところからも、ご存知の方も多いと思います。
遡ること1959年。
ミニはBMC(ブリティッシュ・モーター・カンパニー)により作られました。
作られた背景として、1956年のスエズ危機があったそうです。
まさか、ミニとスエズ危機に関連があったとは・・・
具体的には、スエズ危機により、ヨーロッパのガソリン供給が滞ることとなり、できる限り燃費のよいクルマがほしいということをきっかけにミニの開発につながったのだそうです。
そして、スエズ危機の翌年、1957年にBMC会長のサー・レオナード・ロードさんという方がアレック・イシゴニスさんに省燃費の小型車の開発を指示しところからミニが誕生したのですね。
今となっては決して燃費のよいイメージのないクルマですが、当時は燃費のよいクルマとなることが期待されていたわけですね。
乗って楽しいクルマ!というコンセプトがきっかけで作られたのだと思っていました。
こうした背景により誕生したミニ。
名前はミニですが、当時から4人乗りのクルマです。
小さなボディ(3050mm)に最大限のスペースを確保するデザインとされたので、ボディのサイズのわりには、室内は広いクルマといえると思います。
今でいう軽自動車にも通じるところがありそう。
こうしたデザインのためミニは駆動方式FFとなったわけですね。
ミニが誕生してからの人気はいわずもがな、ですね。
もはやクルマの代名詞かのような存在になったように思います。
そして、様々な派生モデルも誕生していきました。
ここまでが旧ミニの開発に関わる歴史ですね。
ミニからMINIへ。
当時のミニの歴史はわかった。
今でもクラシックミニに乗っている方、いますよね。カッコいいです。
でも、現在、よく街で見かけるミニはまた別のクルマですよね。
そうです。
現行のミニはご存知のとおりBMWが製造しています。
BMWのでディーラーとMINIのディーラーはよく並んでいますよね。
ところで、BMWが経営に参画したのは1994年で、それまではローバーがミニを製造していました。
そのローバーもかねてより、ミニの後継車の開発を進めていたのですが、2000年に経営破綻していまいました。
あれだけの人気車種を作っていたのに・・・自動車会社の経営は大変ですね。
そのため、後継車の開発はBMWにゆだねられたのですね。
そして、いよいよ2000年のパリモーターショーで新しい「MINI」が誕生したのです。
ローバーの経営破綻から翌年のことです。
新型のMINIは、旧型のクラシックミニのデザインもしっかりと踏襲しつつ、近代の機能も加えられました。
一番の大きな変化はその大きさではないでしょうか。
全長3626mm、全幅1686mmとボディサイズはかなり大きくなりました。
もはやMINIであってミニではないですね。
ちなみに、初代MINIのエンジンはBMWとクライスラーの合弁会社であるトライテックが開発した直列4気筒のエンジン。
現在の3気筒とは異なっています。
この初代MINIはかなりの大ヒットだったようで、デビューからの6年間でなんと80万代以上が生産されました。
日本でも人気ですが、ヨーロッパ、北米でも特に人気で、今でも多く見かけます。
そして、2006年には第2世代のMINIが誕生。
2代目はサスペンションなど、中身の基本構造は初代を大きく変わらないものの、初代に比べるとフロントグリルのデザインは全体的にすっきりした印象になり、かっこよくなりましたね。
第3世代のMINIへ
2013年11月東京ビッグサイトで開催された第43回東京モーターショー(私も行きました!)で発表されたのが
3代目のMINI。
現在は既にマイナーチェンジがされていますが、現行の最新版のMINIです。
このMINI、日本でのワールドプレミア(世界初お披露目)ということで大きな話題を呼びましたね。
当日の様々なカー雑誌でも多く取り上げられました。
自分も何冊関連の雑誌を買ったことか・・・
それだけ日本でも人気という証ということでしょう。
この第3世代のMINIでは、これまでのMINIのシンボルの1つであったセンターパネルが従来のスピードメーターから8.8インチの液晶ディスプレイになりました。
そう、ついにカーナビが内蔵できるようになったのです。
一気に近代的なデザインになりましたね。
これまでは別売りのナビを装着する必要があったので、デザイン面が少し残念な所がありました大きく改善です。
ちなみに、このナビはクーパーSでは標準装備ですが、クーパーではオプションで17万円程度します。
高い・・ですね。
ただ、このナビがないとラジオの操作盤がつくことになりデザイン的にはかなり物足りないものになってしまいます。
クーパー購入を検討される方は価格に織り込んでおいた方がよいかと。
そして、デザイン面でもう1つ大きな変化だと個人的に感じるのはヘッドライトです。
目玉感が際立った気がしませんか?
キュートな顔ですよね。
しかし、やはりMINIクーパーはハロゲンライトが標準なのです。
カタログにある、なんともこの愛らしい表情のMINIを買おうとするとLEDライトのオプションは欠かせません。
LEDヘッドライト+LEDフロントフォグランプで103,000円。
うん、仕方ない!
先ほどの、ナビはナビゲーション・パッケージで178,000円なので、いはゆる第3世代のデザインのMINIを購入しようよるとオプションで30万円弱は必要です。
280万円+30万円で、310万円が最低購入価格のラインとなりますね。
デザイン以外の面として、アクセルやステアリングのレスポンス、ATの変速スピード、ダイナミック・ダンパー・コントロールなどの制御をSPORT、GREEN、MIDの3つから選択できる
MINIドライビングモードも搭載されたことも、ドライブ好きの心を揺さぶります。
こうした遊び心のあるところがMINIのよいところではないでしょうか。
インテリアもまる型のパーツが多いですしね。
さて、それではスペックをおさらしておきましょう。
<スペック(クーパー)>
・全長×全幅×全高(mm)=3835×1725×1415
・ホイールベース(mm):2495
・車両重量:1200kg(6速AT)
・最小回転半径:5.15m
・乗車定員:4名
・エンジン種類:直列3気筒DOHCターボ
・総排気量:1498cc
・最高出力:100kW(136ps)/4400rpm
・最大トルク:220Nm(22.4kgm)/1250-4300rpm
・トランスミッション:6足MT/6速AT
・駆動方式:FF
・タイヤサイズ:175/65R15
J・C08モード燃費:17.9(6速AT)
・価格:280万円(6速AT) *クーパーS:332万円(6速AT)
ちなみに、カタログでよくみられるホイールはコスモス・スポーク(17インチ)のオプションで、標準装備は15インチの「ヘリ・スポーク・シルバー」となっています。
デザインが洗練されたことに加え、
ボディサイズは更に大きくなり全長+98㎜、全幅+44㎜、全高+7㎜、ホイールベース+28㎜、荷室スペースは211ℓ(従来モデルは161ℓ)となったこともうれしいですね。
ホイールベールが約3cm伸び、後部座席にもゆとりがでましたし、実用性も増しています。
ちなみに、私のロードバイクを載せる際はシートをフルフラットにして載せています。
1台がぎりぎりつめるかな、といったところですが。
さて、今回はMINIの歴史から現代までをまとめてみました。
購入を検討される方は、ご参考に。
なんだか、書いているうちにいドライブに行きたくなってしました。