初めての愛車に乗って早7年。
今更ながらですが、愛車のMINI(F56)についてレビューしたいと思います。
7年間レビューなんてあまり聞いたことないですよね・・・
すみません。
ロードバイク(Bianchi SPRINT)のレビュー記事を書いたところ、かなりアクセスをいただいたので、クルマはどうか?
と考えた次第です。
よろしければお付き合いください。
MINIとの出会い
まずは出会いから。
それはある日のことです。
何気なく歩いていた近所の道路に真っ赤な車が・・
それがミニとの出会いでした。
今にして思えば、そのMINIはBMWが製造するようになってからの初代MINIだったように思います。
これまでMINIといえば、ローバーミニクーパーのあの小さな車のイメージがあったので、”こんな車あったけ?”と、それはもうかなり気になってしまいました。
いはゆる一目惚れというやつですね。
それ以来、車にまったく興味がなかった私でしたが、MINIのことが頭から離れなくなってしまいました。
今にしても思えば、初恋に近い感覚ですね。
ちなみに、私、女性に対しても一目惚れするタイプでありました。
・・・。
どうでもいい情報を失礼しました。
さて、大学進学と同時に上京した私。
地元では車は欠かせない存在でしたが、”移動”という面に関しては、東京に来るとその環境はがらりと変わりますね。
そうです。
車が全然必要ないのです。
どこにいくにも電車ですいすい。すごく便利なわけです。
それに、車に乗りたいときはレンタカーを借りれば十分というわけです。
カーシェアなんかもありますし。
しかし、そのMINIに出会ってからは「クルマがほしい」、というよりも「MINIがほしい」という気持ちになってしまったのです。
それほど物欲が強い方ではありませんでしたが、この気持ちは揺らぐことはなく、クルマの購入を決意しました。
とはいえ、いざクルマを買うとなると費用の問題がもれなく発生。
購入を考え始めたばかりの頃は細かな計算をしておりませんでしたが、ざっくり300万円くらいの買い物だと想定しておりましたので、平凡な20代の会社員であった私には大きな問題でありました。
ちなみに、今同じ状況になっても大きな問題ではありますが。
あまり大きく経済力は成長していないようです・・
ともかく、お金の問題もからんでくると、買い物もより慎重になります。
あれほどMINIに一目惚れしたにも関わらず他にも他にもっといいクルマがあるのでは?
などと考えてしまうものです。
危険な浮気心ですね。
納得の買い物をするべく、まずは情報収集です。
これまで買ったことのないカー雑誌を購入したり、ネットなど、情報収集を進めていきました。
今にして思えば、この作業はとても楽しいものでしたね。
MINI専用の雑誌もあることも知りましたね。
ミニスタイルマガジンさんには特にお世話になりました。
ところで、MINI以外のクルマで具体的に購入の候補となっのは、フィアット500、フォルクスワーゲンのビートル。
その他、国産車だと日産のジュークやマーチ(どことなくミニに似ているような)も気になったりしました。
ちなみに、フィアット500はディーラーにも行ってきました。
試乗した際のツインターボのエンジン音はかなり気に入りましたね。
ただ、乗り心地という面では圧倒的にMINIの方がよく、長距離ドライブを想定した結果、選択肢からなくなりました。
それにイタリア人の友人が「なぜトヨタを買わない?フィアットはチープなクルマじゃないか」と発言したことも引っ掛かりました。
フィアットはMINIほどの価格ではないにしても、十分日本ではプレミアムコンパクトカーの部類に入るのに…
ともかく、少しMINIの購入をめぐってふらふらしている最中、1つの出来事が。
そうです。
2013年の東京モーターショーです。
なんと、第3世代のMINIが登場したのです。
購入を検討しているタイミングで衝撃の事件でしたよ。
私も早速モーターショーに行ってまいりました。
カッコいい。
キラキラですよ。
お姉さんでなくクルマが!
いや、お姉さんもキラキラしてますけどね。
それにしても、第2世代のMINI(R56)の購入を検討していましたが、第3世代のMINIはさらに魅力を増していました。
より、大きな目玉のようなフロントライトやフロントグリルのデザインのためか、よりキュートになっていますし、
純正のナビが内蔵できるというのも大きなポイントでした。
これまでは外付けしかできませんでしたからね。
新型MINIはデザインも洗練され、機能性が大きく増した印象ですね。
やっぱり新しいモデルが出ると、心を持っていかれるものです。
この東京モーターショーを経てで、MINI以外のクルマは選択肢からなくなり、いよいよMINIの購入となりました。
新車か中古か。旧型か新型か。3ドアか5ドアか。
東京モーターショーを経て、購入を決意しても、すぐに買えるわけではありません。
クルマの維持費も想定したり、いろいろと準備が必要なのです。
主に金銭的な理由ですがね。
とりあえず、都内は駐車場が高いので、横浜へ引っ越し。
横浜は当時住んでいた都内のマンションよりも駐車場が安かったのです。
しかも、比較的近所にディーラーもあったのでいろいろと相談することもできました。
ディーラーもいくつか行きました。
新車のみを扱っているところや認定中古車も扱うお店まで様々です。
ちなみに、MINIのディーラーっておしゃれですよね。
ドリンクのサービスなども充実していますし。
さてさて。
MINIの購入にあたっては、いつくかの選択肢があります。
まずは、新車で買うか、中古で買うか。
これはもう単純な問題で、価格が高いか安いかどうか、ですね。
当然、価格は安いに越したことはないのですが、MINIの中古車は結構高額でした。
それに、初めてのクルマ購入なので、思い切りたいという気持ちもあり、新車とすることに。
新車
しんしゃ
シンシャ
いい響きです。
新車ということは決まった。
しかし、もう1つの別の悩みが。
なんと、2014年当時は第2世代と第3世代とその両方を新車で買うことができたのです。
価格差はそれほどもなかったのですが、モーターショー以前は第2世代のMINIのことばかり考え、検討していたので、少し悩みました。
スピードゲートというR56の限定車も気になっていましたし。
しかし、第2世代のMINIはナビが内蔵できないことが、どうしてもデザイン的にひっかかっておりました。
それに、第2世代と第3世代とでは、後部座席の広さが結構違うと感じました。
平均的な日本人男性を想定すると第2世代のMINIの後部座席に長時間座るのは結構苦しいかな、
と思いました。
膝が前の座席にくっついてしまうんですね。
その点、第3世代のMINIは後部座席にも余裕があります。
それに第3世代のMINIはキーレスであることや、車内の設備なども近代化していた方がやっぱり便利だな、と。
やや後ろ髪は惹かれつつも、第3世代とすることにしました。
そして、最後にもう1つの悩みが。
ちょうど、いざ購入しようとするタイミングで5ドアが登場したのです。
第2世代から第3世代となった際に後部座席にスペースがかなり楽になりましたが、5ドアは更に
その上をいく快適性をもっていました。
価格はやや上がるものの、どうするか、とても迷いました。
しかし、いろんな角度からMINIを見ると、より、MINIがMINIらしいのは3ドアである、と。
実用性を考えると5ドアですが、ここはデザインを重視しました。
クルマには実用性を求めたいところもあります。
しかし、MINIに関していえば、やはりデザインが魅力でしょう。
3ドアの選択に後悔なしです。
価格について。いくらで買えるか/いくらで売れるか
さて、新車のMINI(F56)の価格はいかほどか。
はい、カタログ上は280万円ですが、オプションはどうか?値引きはあるか?
気になりますよね。
まずは私の場合の実際の購入価格を。
以下の通りです。
<MINI COOPER 3 DOOR>
○車両本体価格→2,800,000円
・外装:ブレイジングレッド
・内装:クロス・ファイヤーワークス カーボン
○オプション→420,000円
(内訳)
・ブレイジングレッド→29,000円
・MINI MINT パッケージ→168,000円
・ナビゲーションパッケージ2→223,000円
○付属品価格→71,600円
(内訳)
・ETCセットアップ→3,600円
・ホワイトボンネットストライプ→23,000円
*ボンネットで2つの白ストライプのこと
・クリスタルコーティング:45,000円
○合計→3,291,600円。
約330万円でありました。
車体価格の280万円からなんと50万円アップであります。
また、これに、12か月法定点検と3年TLCという3年間の消耗品等が無料でできる
オプションをつけると更に+58,000円であります。
加えて、MINIに限った話ではないですが、販売諸費用として、以下の金額がかかります。
(法定費用)
・検査登録→5,900円
・車庫証明→2,600円
・リサイクル預託金額合計→17,700円
(手続き代行費用)
検査登録→32,400円
すべてを合計すると、340万円以上の費用となりました。
ちなみに、任意保険は車両保険をつけて、1年間で7万円ほどですので、
大体350万円が初期費用も含めて必要な金額ということになりますでしょうか。
結構高いですね。
はじめはオプションを付けても300万円いくかどうかだろう、と思っていましたが、想定外にいろいろと出費があるものです。
クルマ購入初心者の私には驚きでした。
まず、オプションについてですが、カー雑誌などのメディアに掲載されているデザインのMINIを購入しようとナビとヘッドライトのオプションはマストです。
そうなんです、MINIのクーパーはハロゲンライトが標準で、ナビもオプション扱いなんですね。
ナビをつけるナビゲーション・パッケージで+178,000円、LEDヘッドライト+LEDフロントフォグランプをつけると+103,000円は最低限必要なわけです。
これだけで、30万円弱してしまいます。
私もほぼこれと同じオプションなのですが、ナビは1つグレードの高い機能とし、車内の収納スペースを増やすためのオプションと、車内の明かりを増やすオプション(全体的にライト増やしたり、ナビ周りのリングの色を変更できるもの)を加えました。
そんなこんなで40万円を超えたのです。
ちなみに、カタログのホイールはコスモス・スポーク(17インチ)なのですが、これも費用が高額のため、ホイールは純正の15インチのヘリ・スポーク・シルバーとしました。
輸入車の車体価格をあてにしてはいけませんね。
初めから数十万円のオプションを想定しないといけません。
さて、もう1つ気になるのは値引きのことですよね。
これほど、高い買い物は当時は初めてでしたので、どうしたら少しでも安く買えるだろうかと考えておりました。
しかし、調べてもMINIの値引きは基本的になし、との情報があちこちに。
逆に言えば、安易な値引きがないことでリセールバリューを保っているともいえますので、悪いことばかりではありません。
では、実際のところはどうなのか。
結論、私の場合でいいますと10万円ほどの値引きがありました。
購入まで1年間ほど要していましたし、ディーラーさんとの関係や購入時期もよかったのかもしれません。
ただ、車体価格の値引きではなく、オプションや付属品価格からの減額でした。
しかし、今にして思えば、オプションや付属品の正確な価格はMINIのカタログにあったものと異なり、ディーラーさん独自の内容も含んでいましたので、今となっては実際にどれほどの値引きがあったのか不確かな気もしています。
それでも、当時はとても気持ちよく、購入させてもらえたのでOKです。
納車の際は納車式にようなものまで用意してくれるたもうれしいですね。
少し恥ずかしいですが。
ところで、乗車5年間の時点で一度売却を考えたことがありました。
当時の走行距離は23,000kmの時点で、ディーラーさんに売却時の査定額を聞きました。
その際の金額は1,200,000円でありました。
どうでしょうか。
悪くない気がしています。
ちなみに、ビッグモーターに行った際は、具体的な金額は明示されず、およそ100万円くらいという
印象でした。
結局のところ、売却はせずに今も乗り続ており、あれから更に1万km以上走ることになりましたが。
いずれにしても、MINIについていえば、リセールバリューはそれなり高いのではないでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回は私の初めての愛車であるMINIの購入までについて、書かせていただきました。
個人的な話ですのでご参考になる情報か自信はないですが、お読みいただけれ嬉しいです。
そして、MINIについて。
とても満足しています。
7年経った今でも、いいクルマだなぁ、といつも思ってしまうほどです。
最近は電気自動車の台頭もあり、このMINIがいつまで乗れるだろう?などとも考えてしまいますが、十分にお勧めしたい1台だと思います。