”ピンキリ”だか意外と沢山!そして高額!
今回はトライアスロンを始めるにあたって必要なアイテムとその費用についてまとめたいと思います。
必要なもについては、既に自転車を持っているとか人によって違ってくると思いますが、
僕の場合はほぼすべてを新規で購入することになったので、まっさらな状態でこれからトライアストンを始めようと思っている人の参考にしていただければと思います。
また、必要なもについては、大体皆さん同じだと思うですが、その費用については、どのアイテムをそろえるかによって、かなり違ってくると思うので、私の場合のご参考ということで。。
レース全体を通して必要なもの
まずは競技全般を通して必要なものから。
3つを挙げたいと思います。
・トライスーツ
・ゼッケンベルト
・アップルウォッチ
順番にいきますね。
トライスーツ
トライスーツですが、トライアスロンのウェアは特に決まっていないのでTシャツでもOKです。
しかし、ほとんどの人がスイム、バイク、ランと通して使うことのできるトライスーツを着て参加しています。
水着にもなり、サイクルウェアにもなり、走ることもできるというなんとも素敵なウェアです。
特に初めのスイムはTシャツで臨むわけにはいきませんし、水着が必要になりますね。
トライスーツは水着としても使うことができる速乾性に優れたウェアになっています。
私もトレーニングの際に水着ではなく、あえてトライスーツを着用して水着替わりに使ったりもしました。
全然問題なく、普通に水着として使うことができます。
いろんなメーカーから出ていますが、以下の2つの点で迷いました。
・ワンピースかツーピースか
・デザイン(袖あり?袖なし?どのメーカー?)
レースを終えた今にして思うと、多くの方がワンピースウェアです。
なぜかよくわかりませんが、結果的にワンピースが多かったように思います。
ワンピースの方が種類が豊富だからですかね。
ちなみに私はツーピースを選びました。
多分、競技のしやすさという点ではほとんどどちらでもよいと思うですが、単純にトイレに行きやすいという点で、ツーピースを選択。
実際に競技前にトイレにいった際はとても楽でした。
ワンピースの方は上半身も脱いでいましたからね。
ツーピースは正解でした。
デザインですが、僕の場合はビアンキのチェレステカラーに合わせて黄色が含まれたデザインがよいなと考えていました。
そうなると、あまりもう選択肢がなく2XUにメーカーが絞られました。
アマゾンや専門ショップを見ても、あまり種類がないんですよね。
あまりメジャーな競技じゃないからですかね。
その分、あまり悩まなくてよいのですが。
それでもう1つデザインの点でいえば袖なしか袖ありかの問題です。
トップ選手はみな袖なしを着ています。
でも僕は普段のトレーニングでも使いたいので袖ありがいいな、と思っていました。
普段、袖なしで自転車乗っている人ってほとんど見ませんし、いかにもガチっぽい感じに見えるのには抵抗がありますしね。
ただ、実は袖ありを選択するとジッパーはほぼ100%前についてくるんです。
それが何か?
と思われるでことでしょう。
実はここが問題で、JTU(日本トライアスロン連合)のルールではジッパーが前についたウェアはオリンピックディスタンスでは着用を禁止されているんです。
実際には大会ごとのローカルルールで認められることが多いのですが、厳しい大会もあるということなので、袖ありはあきらめることになりました。
なかなかノースリーブを着る機会はないので少し恥ずかしい気もしますが、トライスーツを買うと
本番を意識することになりますし、モチベーションは高まりますね。
そういう意味ではトレーニング開始後、まずはじめに買ってもいいアイテムだと思いました。
ゼッケンベルト
これは本番でしか使いませんが、ほとんど選手が当日は着用していました。
レース当日はバイクでは背中に、ランでは前にゼッケンをつけて競技することになっています。
もちろん、ゼッケンは安全ピンなどでウェアに直接つけてもよいのですが、トライスーツは水着にもなる生地でできています。
安全ピンを付けるのは避けたいですよね。
というわけで、専用のゼッケンベルトが必要になるわけです。
ほぼマストアイテムといってよいのではないでしょうか。
アップルウォッチ
これはマストアイテムかといわれると悩むところ。(マストアイテムではないですね)
なくても競技は全然できますが、僕のように完走を目指す人間にとっては、制限時間内
にフィニッシュできるか、という点はとても重要なポイントです。
スイム、バイク、ランと種目ごとに制限時間が設けられているので、今どれくらいのペースで走っているのか、残り時間はどれくらいか、常に確認できるようにしておきたかったわけです。
結果的に、制限時間を気にするような場面はほとんどなかったですが、バイクやランのときにはしっかりとペースを保って動けているかを確認する貴重な情報を得ることができますし、何より日々のトレーニングの管理にとても便利でした。
ただ、私はiPhoneを使用している関係でアップルウォッチ(ナイキモデル)を買ったのですが、多くのトップ選手になるとガーミンとか、より専用のモデルを使用しているようでしたよ。
さて、競技を通して必要なものはこれくらいかと思います。
後は競技ごと、順番にみていきましょう。
スイム
ウェットスーツ
トライアストンのスイムはトップ選手のレースを除いてはウェットスーツの着用が義務付けられています。
これは安全性を考慮してのこと、保温性、浮力の観点から必要ということですね。
さて、選ぶポイントとしては
・フルスーツかロングジョン(袖なし)か
・ワンピースかツーピースか
私の場合はあまりスイムは得意ではないという意識もあり、浮力がより得られやすいフルスーツを選択しました。
それに寒いのが苦手なので。
フルスーツの方が保温性が高いですよね。
ただ、袖がないロングジョンの方が腕が動かしやすいという利点もあるので、このあたりは少し悩む方もいるでしょうね。
個人的な感想としては、フルスーツでも腕は普通に快適に動かすことができるので、気になりませんでしたが。
さて、ワンピースかツーピースかについてですが、これはあまり悩む人がいないかもしれません。
なぜならツーピースってほとんどないのです。
ツーピースの良さはというと、脱ぎやすさと、トイレ対応ですかね。
通常のワンピースのウェットスースは背中にジッパーが付いていますので、スイムが終わったら走りながら背中に手を回してウェットを脱ぎます。
あまりここで手間取る方はいないかもしれませんが、私が購入したツーピースタイプのウェットスーツはフロントにジッパーが付いています。
これ、かなり脱ぐ易いですし着やすいです。
通常、ツーピースのウェットスーツは高価であると聞きますが、このトライアスロン専門店アスロニアで購入したウェットは35000円でした。
アスロニアの主催する九十九里トライアスロンにエントリーした方向けのキャンペーンで通常より
安く買うことができました。
お得ですね。
既製品ではありますが、身長173cm、体重63kgの僕にはMサイズはぴったりでした。
デザインもウルトラマンみたいでカッコいいですね(笑)
ゴーグル
ゴーグルはいつも使っているものでも大丈夫ですが、トライアスロン用は視野が広いモデルが売られています。
オープンスイムはプールと違いまっすぐ泳ぐのが大変で、ブイの位置などを泳ぎなら頻繁に確認する必要があります。
視界が広く保てることは大事ですね。
耳栓
これはあまり使っている人は多くないかもしれませんが、自分にとってはマストアイテムです。
これがないと私は頭痛で、おそらく次のバイクに進めないのではないかと思います。
なくした時のために、2つ買ってあります。
それくらい、必要なものです。
バイク
続てバイク競技でのアイテムです。
アイテム数もそうですが、一番お金がかかる部分になりますね。
ロードバイクorTTバイク
当然ですがマストアイテムです。
では、どんなバイクが必要か?という点ですが、ママチャリはさすがに難しいでしょうが、クロスバイクでの出場もOKな大会はあります。
実際に2020年の九十九里トライアスロンでは、乗っている方を見ました。
さて、バイクの選び方です。
一般的にはロードバイクかトライアスロン用に作られたTTバイク(タイムトライアルバイク)の2択になるかと思います。
大会を見ていると結構TTバイク乗っている方って多いんですよね。
しかもすごく早いしカッコいい。
ただ、これ結構高価ですし、初心者には取扱いが難しい部分もあるようです。
いうなればF1カーですね。
一方ロードバイクはTTバイクに比べれば取り回しがしやすいですし、トライアスロン以外のバイクレースにも使用できるので汎用性が高いですね。
DHバーをつければTTバイクっぽく使うことができますし。
バイクについては選択肢が多すぎで困ります。
素材、コンポーネント、デザインなど、選ぶ基準も様々。
最も大事なのは自分の脚力なのですが、レースではバイクの力によって助けられる点もあるはず。
アスロニアの方も、経済力が体力を補う要素もある、といっておりました(笑)
さて、私の場合ですが、いろいろ調べた上で以下の条件を満たすバイクを選ぶことにしました。
・フレームはカーボン製
・コンポーネントは105
・メーカーはビアンキ
カーボンであること、ビアンキであること。
これは、デザインを考慮してのことなのですが、選ぶ基準が多すぎるので、
結果的に見た目重視ということになりました。
ただ、カーボンはアルミよりも軽量ですから、レースでも活躍してくれるはずです。
ちなみに、私が選んだバイクはBianchiのSprint。
2020年から新たにリリースされたそうです。
以前にも同様にスプリントは存在していたようですが、カーボンフレームに
なって再登場したのです。
同じビアンキのAriaと価格も近く迷うところですが、デザインがよりシンプルですし、なんといっても「スプリント」という名前。
かっこよすぎです。
価格も元の売り出し価格よりも5万円ほど安くなっていたことも購入の後押しとなりました。
このBianchiのバイクについては別記事でまた詳細を書きたいと思います。
ペダル
え?ペダル?と思う方もいるかもしれません。
私も知らなかったのですが、ロードバイクってペダルがついてこないんですよね。
だから、ペダルもセットで買わないとそもそも乗れないということなんです。
では、なぜそうなっているかというと、ペダルにもたくさん種類があって乗る人によって選ぶものも変わってきてしまうからです。
とはいえ、ペダルの種類はざっくり2つです。
・フラットペダル
・SPDペダル
フラットペダルは普通のペダルです。ママチャリとかについているやつです。
SPDペダルというのは、シューズとペダルを専用の金具で接続して使用するペダルです。
正確にはSPDとSPD-SLという2つですね。
多くのトラアスリートの方はSPD-SLという、よりペダルに力を伝えやすいタイプのペダルを使っているかと思います。
私はペダルと足が固定されるということの恐怖を感じ、フラットペダルとSPDペダルがそれぞれ表裏に
ついている、いはばいい所取りしたようなペダルを買うことにしました。
シマノ(SHIMANO) SPDペダル PD-EH500
というやつですね。
これはなかなか便利なペダルで、ビンディングシューズを買うまではしばらく普通のスニーカーを履いてロードバイクに慣れることができました。
今のところ、落車もありません。
ヘルメット
トライアスロンに出場するには一定の規格を満たすヘルメットである必要があります。
レース時にはあまり確認されることはないかと思いますが。
いずれにしても、しっかりと頭は守ってほしいものです。
値段もかなりピンキリですが、僕はとりあえず色が黄色でそれっぽいものであればなんでもいいや、ということで
アマゾンでポチっと購入です。
グローブ
バイクのハンドルをがっちり握るためには必要ですよね。
これも適当にアマゾンで購入。
サングラス
ロードバイク界ではアイウェアとも呼ばれるそうです。
なんかカッコいい呼び方ですね。
これも高いものはほんとに高いですよね。
私の場合はあまりこだわりがなかったのでアマゾンに適用にポチっと購入。
ただ、このサングラス、トレーニングでも必須でした。
もちろん、紫外線対策やまぶしさの対策という観点でも必要ですが、自転車に乗っていると結構虫と衝突するんです。
僕は結構多摩川を走るのですが、ぶつかってくるんですよ、虫たちが。
以前に胸元にボコッと、それはもう結構な衝撃で何かぶつかってきたことがありました。
これが目に飛び込んできたことを想像するとぞっとしてしまいます。
サングラス、マストです!
バイクシューズ
これもほぼ必須のアイテムです。
バイクシューズ!
これを履いているときといないときでは、ペダルに与える力が全然違ってくるんですね。
普通のシューズだとペダルを回すとき、つまり押すときに1回力を加えるだけですが、ビンディングシューズはペダルと足が固定されています。
つまり、ペダルを押すことに加え、ペダルを引くときの合計2回、力を加えることができ、よりペダルを回すことができるんですね。
レースに出るならぜひそろえたいアイテムです。
その他
バイクを購入するここれ以外にもたくさん必要なものがあります。
専用の空気入れ、パンクしたときの交換用チューブやタイヤレバー、メンテンナンス道具、オイルに洗浄用キット、スタンド、街乗りするならヘッドライト、テールライトも必要ですね。
他にもサドルバッグや水分補給のためのボトル、バイクを持ち運ぶための
輪行復路など、挙げていくときりがないですね。
個人的にはここに挙げてものは結果的にすべて必要なように思います。
しかし、金銭的な状況に合わせ、少しずつ必要に応じて買い足していけばよいと思いました。
さぁ、バイク部門は特にかくそろえるものが多いですね。
他の球技の方がよっぽどそろえるものが少ないですよね。
ラン
最後はランです。
これはもうシンプルに。
必要なものはシューズ!
それ1つでよろしいかと。
しかも、履きなれたものであればなんでも大丈夫だと思います。
僕の場合はミズノの軽量スニーカー、ウェーブエンペラー皇速をこれまで履いていましたが、気づいたら結構痛んでおりましたので新たに買うことにしました。
選んだのはHOKAONEONEという、トライアスロン界では知名度の高いメーカーのシューズです。
リンコンという名前のシューズです。
クッション性に優れたシューズで、ふわふわの履き心地が気持ちいいです。
底がこんなに分厚いんです。
マラソン界でも厚底は今ブームですが、トライアスロンもスイム、バイクを終わった後の最後のランです。
ランに辿り着くまでには身体もかなり消耗していると思うのでクッション性の高いシューズはよいと思われます。
以上がトライアスロンのために必要なアイテムでした。
こうして書き出してみると必要なアイテムはかなり多いと言わざるをえません。
それでも、1つずつアイテムをそろえるのはなかなか楽しいことでもありました。
ネットでももちろん買うことができますが、できれば現物を見て買うこともとても楽しい時間でしたよ。
それに、私の場合、トライスーツやウェットスーツはやはり試着したいと思ったので、アスロニアというトライアスロン専門店に行って購入しました。
スタッフの方もとても丁寧に対応してくれ、いろんなことを教えてくれますよ。
他にもスポーツ自転車の専門店であるワイズロードにもトライアスロン専門館があります。
こちらは、御茶ノ水店です。
トライアスロン用に設計されたバイクシューズもありました。
トライアスロンに必要なお金
ところで、これらのアイテムをそろえるのに必要な金額はどれほどか?
僕の購入したものを例にまとめてみました。
ただ、ほんとにピンキリですので、必要な金額は個人によってかなりまちまちだと思うので参考までに。
(全般)
トライスーツ:25,000円
ゼッケンベルト:2,000円
アップルウォッチ:20,000円
(スイム) ゴーグル:3,000円 ウェットスーツ:35,000円 耳栓:1,000円
(バイク) ロードレーサー(ペダル込):270,000円 パンク修理キット、メンテナンスキット、輪行キットなどもろもろ:50,000円 ヘルメット:3,000円 グローブ:1,500 シューズ:20,000円 サングラス:2,500円
(ラン) シューズ:10,000円 合計:443,000円
なんと約45万円です。
かなりの金額ですね。
レースに出るとなるとJTUの登録、レース参加費、旅費などもかかるので+5万円として、
ざっくり50万円です。
おお、初めからこんなに金額がかかると思ったらトライアスロンの挑戦は躊躇してしまったかもしれませんね。
当然ですが、これははじめにかかる金額であって一度そろえてしまえばしばらくは使えます!
それでも金額が気になる場合ですが、一番コストカットできるアイテムはやはりバイクだと思います。
大切なのは自分の脚力ですので10万円もしないロードバイクでも十分戦えますし、トライスーツやウェットスーツも数千円のものもあります。
私は試したことがないのでわかりませんが、少なくともトライスーツは体にフィットしていればひとまずなんでもよいと思いました。
いきなり高価なものを買う必要はないかもしれませんね。
同様にウェットスーツもサイズがしっかりあっていれば大丈夫なはずです。
そう考えると必要な金額はぐっと下がりますのでお金を気にせず参加できる競技であると思います。
以上、今回はトライアスロンに必要なアイテムと価格というテーマでまとめてみました。
ご参考になればうれしいです。