今回は2020年2月富岡製糸場の旅を振り返ります。
2014年に世界文化遺産に登録され、一躍有名になった富岡製糸場。
行ってみたらとても想像よりも興味深く、いろんな知識が得られるところでありました。
それもガイドさんの親切な説明のおかげで。
私は前提知識はほとんどなし行ったのですが、ガイドの方の説明を通して、製糸場ができた社会的
背景や、製糸場が当日の日本へ与えたインパクトなど、数々のエピソードを聴くことができました。
もし、これから行かれるという方はぜひ、ガイドツアーに申し込まれることをおすすめしたいです。
1時間弱で200円です。
とってもお安いと思います。
富岡製糸場とは
ところで、富岡製糸場といってもなかなかピンときませんよね。
世界遺産ですから、名前は聞いたことがあるけど、詳細は知らないという方は多いと思います。
ざっくりですが。
この富岡製糸場は日本初の器械製糸の官営模範工場として明治5年に創業を開始した製糸場です。
国家プロジェクトとしてつくられた製糸場なんですね。
そのため、日本が近代化が進める上でとても重要な役割を果たしたということなんです。
また、働いていた人の多くは女性で、女性の社会進出という点、また労働管理の観点からも
当時としては最先端といっていた施設だったそうです。
アクセスですが、製糸場の近くには大きな駐車場がないので駅周辺に設けられた専用駐車場に
車を停め、そこから製糸場行きのバスに乗って向かいます。
今回は満席でした。
この時はまだ緊急事態宣言も出ていないですし、コロナの危機意識は全然薄かったですね。
世界遺産に登録されてもう6年たつのにまだまだ人気なんだなぁ、と思いました。。
やってきました。
赤いポストが目立ちますね。
こちら正面に見える建物は東置繭所です。
1階が作業場、2階に繭を保管する場所があったそうです。
なによりレンガの建物がいいですね。
骨組みは木でつくられているそうなので、木骨レンガ造りということになりますでしょうか。
よく見ると、木が見えますね。
ちなみにこれが製糸場の全体図です。
工場があるだけでなく、技術面で指導をしてくれたフランス人の指導者の方の住居(女工館)
、首長館や診療所など、生活をする施設も隣接されています。
こちらが女工館です。
4人のフランス人女性教師が住んでいたそうです。
食堂、会議室なんかもあります。
こちらは首長館。別名ブリュナ館といいます。
フランス人指導者ポール・ブリュナ一家が暮らしていた家えす。
広いですね。
さすがトップの住まいというわけですね。
給与もかなり高額だったようです。
こちらは診療所です。
フランス人医師がいて、医療費はすべて工場が負担してくれていたそうです。
さすが国家プロジェクトですね。
そして、製糸場のメイン、繰糸場です。
なんと300人の工女がここで作業していたそうです。
その規模は世界最大だったそうです。
ところで、この建物が建てられた当時は電灯もない時代です。
そのため、できるだけ光を取り込むこごができるように窓が大きく設置されています。
確かに、明るいです。
いろんな工夫がされていたのですね。
実はここ、昭和62年まで実際に稼働していたそうです。
結構最近まで現役だったんですね。使いこまれた様子がわかりますね。
機械の仕組みなどを紹介してくれるVTRもあります。
歴史を知る展示もあります。
目標数なんかが黒板に書かれています。
生産管理の様子がわかりますね。
1時間くらいでも十分に施設の全体を理解することができます。
実は行く前はあまり期待をしていなかったのですが、ガイドさんの話を聞くと当時の
様子が目に浮かぶようで1つ1つの展示や建物も意味をもってみることができます。
さすがに世界遺産。
わざわざ観に行く価値はあったように思います。
ところで、製糸場の周りはお店はほとんどありません。
でも、少しだけお土産なんかを買うことができます。
お富ちゃんというキャラクターも笑顔で迎えてくれるわけです。
さて、製糸場まで来てまっすぐ東京に帰るのももったいないな、ということで、高崎と前橋に
よってから帰ることにしました。
高崎パスタ
高崎はパスタの街として有名ですよね。
せっかくなのでご当地パスタを食べてみます。
スパゲティ―専科はらっぱです。
高崎市内にか店舗のないお店です。
午後3時なのに並んでおりました。
人気店ですね。
名物のにんにくとトマトソースのパスタ。
にんにく好きの私にはとても美味しく感じされました。
チーズもいい感じ。
ご馳走様でした。
前橋の文学ストリート
続いて前橋へ。
そういえば、前橋に行くのは今回がはじめてです。
どんな街でしょう。
群馬の県庁所在地ですよね。
街の中心部の商店街を歩てみました。
人が少ないです。時間帯の問題かもしれませんが。
高崎は結構賑やかだったのですが前橋は少し寂しい感じですね。
今回な看板を見つけました。
前橋は水と緑と詩の街だそうです。
詩?
どういうことでしょうか。
そうです。前橋は萩原朔太郎の生誕地なんだそうです。
有名な詩人ですね。
最近はアニメにもなっているそうでファンも増えているそうです。
そのため、市内を流れる広瀬川には詩碑が25個も設置されています。
文学ストリートというわけですね。
前橋文学館です。
朔太郎に関連する資料も展示されています。
目の前には朔太郎像が。
男前ですね。
前橋に文学のイメージはありませんでしたが、朔太郎氏に詳しい方は
この辺りを散歩するのも面白かもしれませんね。
今回は富岡製糸場から、高崎、前橋と行ってきました。
製糸場は当時の歴史も垣間見ることもでき、今の日本の発展を支えた場所であったと
思います。
詳しい説明も聞くことができるので、一度行かれるとよいかもしれません。
一方で富岡は食事をするところはあまり多くないので、車ですぐに高崎によってパスタを
食べるのもいいですね。