今回の旅を振り返るシリーズは、アムステルダムから電車で1時間、2019年デルフトの旅であります。
デルフト焼きで有名な街ですが、デルフトといえばフェルメールの生誕地であり、
実際に生活をしていた街でもあります。
フェルメールが描いたデルフトの眺望はまさに故郷の眺望だったわけですね。
ほとんど風景画を描かなかったフェルメールが我が町を描いたのには故郷への想いが
あったからなのでしょうか。
真相はわりませんが、このデルフトという街だどんな街か気になります。
デルフトはアムステルダムが電車で1時間ほど。
ロッテルダムといいデンハーグといい、アムステルダムを拠点にいくつもの都市へ行くことで
きでるオランダのコンパクトさはいいですね。
日本だったらこうも日帰りであちこちへ行くのは難しいです。
デルフトもアムステルダムと同様運河の街。
でもその規模はとても小規模です。
駅をでて早速運河です。
あのガラス張りの建物がデルフト駅です。
駅は近代的な建物ですが、街をあるくと全体的な茶色。
統一感のある建物は連なります。
人通りも好きなく静かで落ち着いた街という印象です。
街のメインはマルクト広場。
駅から徒歩ですぐのところにありました。
夕日に照らされて美しいこの塔は新教会。1381年に建てられたものらしく、前にはグロチウスさんという方の銅像がありました。
広場の周辺にはレストランもありますが、がやがやしている感じはなく静まり返っています。
それでも悲しいとか寂しいとかいう雰囲気ではなく、人々が普通に暮らしている、生活の街という印象を受けました。
そんなデルフトをぷらぷら散策するとやはり運河が目につきます。
しかも運河に上に芝生があるかのように流れが静か、もはや止まっています。
アムステルダムとはまた違った美しさです。
どこを見ても絵になる風景が広がります。
なにやらデルフト焼きを彷彿とさせる壁ですね。
ちなみに、観光客のような方はほとんど見ませんでした。
アジア人は全くみませんでしたし。
ここはフェルメールセンター。
寡作の天才画家フェルメールについて展示された博物館です。
そして、ここがフェルメールが住んでいた場所です。
もともと居酒屋兼宿屋だったそうですが、今ではデルフト焼きのお土産などが売られているショップになっています。
フェルメールはこんな街の中心部に住んでいたのですね。
日々こんな美しい街並みを見ていたわけですから芸術的なセンスが磨かれたのでしょうか。
どこを歩いても同じような街並みが美しく続いていきます。
派手さはないですが、印象に残る街でありました。