今回の旅を振り返るシリーズは2018年8月、ストックホルムの旅です。
ストックホルム、日本ではジブリ映画の魔女の宅急便の舞台になった街だと言われていますよね。
実際にわかりませんが、水辺に面した街の風景がどことなく似ているのでは?と思われているそうです。
それと、ノーベル賞でもおなじみでしょうかね。
2020年はオンラインでの開催となってしまい残念でした。
ストックホルムは、スウェーデン最大の都市であり、北欧最大の都市でもあるのです。
人口は約95万人。
実は14の島からなる街で「水の都」と呼ばれています。
そのため、観光に行くにしてもそのエリアは結構広いです。
今回は旧市街であるガムラスタンを中心にストックホルムの旅を記録したいと思います。
まずは、市庁舎から街を一望
まずは街を一望し、ガムラスタンの全体を見てみます。
ついでに、魔女の宅急便の舞台と言われる眺めを確認してみます。
街全体を眺めることのできる市庁舎へ。
市庁舎の高さ106メートル。
ここは登ることができます。
幸いにも陽ざしが出てきたのできれいな街並みが見れそうです。
ところでこの市庁舎自体、この建物もストックホルムのシンボルといっていい存在です。
あのノーベル賞授賞式の晩餐会はここで行われています。
内部のツアーもあるらしいのですが、今回は時間がないのでパスすることに。
早速タワーを上ります。
タワーは途中までエレベーターで上がることができますが、その後は階段。
この階段、地味にきついです。
階段の途中、こうした謎の間を通ることになります。
結構息も切れてきたので、とりあえず、今回は無視することにします。
「はぁ、はぁ」言いながら、頂上へ到着。
「おお」
思わず声が漏れる。
これがあの魔女の宅急便の舞台か。
よく見ると全然似てないですね。
私は少なくとも5回以上あの映画を見ていますが、そもそも赤い屋根がメインの街ではありません。
海辺、という点、時計台のような党があるところは確かに似ていますが。
しかし、ストックホルムは基本平坦な土地にある街。
魔女の宅急便は丘に街が広がっている構造です。
とまぁ、そんなことはどうでもよいですね。
似ているとか関係なく、とにかく美しい街並みです。
次はいつ来れるかもわからないのでとりあえず、5分くらいは街を見つめてみます。
じ…..っと。
記憶に焼き付けることに成功しました。
ちなみに、こんな感じの鉄格子のところから見ておりました。
落ちたりしないので、安心です。
見つけすぎは注意ですからね。
すぐ近くには鐘が。
頼むから鳴らないでおくれ、と祈っておりました。
ガイドブックには載っていないであろう別の角度の写真も載せておきます。
うん、とくになんてこともない街です。
旧市街であるガムラスタン以外は、普通な印象ですね。でも、よく見ると変わった形の建物のも。
それでも、日本のような高層ビルがどんどん建っているビジーな印象ではありません。
さぁ、十分街並みは堪能したので今度はその今見ていた景色の先、旧市街のガムラスタンへ行ってみます。
当然、登ってきた階段を下ります。
ちなみに、市庁舎には登らなくても、ガムラスタンの向かいにあるため、このような景色を見ることができます。
旧市街ガムラスタンを散策
やってきました。
ガムラスタン。
ザ・観光地であります。
土産物売り場やらレストラン、数々のショップがところせましと並んでいます。
夏だからか、人も多いです。
ガムラスタンを歩て思ったのですが、迷路のような街です。
油断すると自分がどこから来たのかわかなかくなってしまいそうです。
実際目的のレストランに行くにも迷いました。
早く自分の脳にGPSをつけたいです。
もし道に迷いそうになったら、とりあえず海を見つけてください。
そしてひたすらそこに向かって歩けば、ひとまずガムラスタンの迷路からは抜けることができます。
これがドイツ教会。
結構有名なようです。
ハンザ同盟に商人によって1648年に建てられ、その後改築。
現在の姿になったのは1887年とのことです。かなり歴史のある教会なんですね。
ここはノーベル博物館。ノーベル賞の歴史とか学べるらしいですよ。
ぐるぐると街を歩くのですが、ほんとにどこを見ても写真映えしような所ばかりです。
少しマイナーな通りにいくと人通りも少ないです。
調子に乗って、雑誌の表紙をイメージした写真を妻に撮ってもらいました。
周りに人がいたら変な日本人にみえたでしょう。
決してモデルには見えないでしょうから。
観光地のガムラスタンも少し奥に入ったところは、人影がなく助かりました。
ちなみに、夜はこんな感じ。
雰囲気いいですね。
この暖色系の明かりが素敵です。
さて、ここは来たかった場所。
モーテン・トローツィグ・グレン。
何かというとガムラスタンで最も狭い通り。
それがどうした?と言われそうだが名所なのです。
よく見ると、結構落書きが多いですね。
ここを通った感想。
「うん、狭いな」という感じ。
正直、特にどうという感じはしませんでした。
一方で、面白かったのがこれ。
アイアン・ボーイというらしいです
表情はないが愛らしい。
優しい人が帽子をくれたりお金を置いて行ったりするのですね。
なんと他人とは思えない体育座り姿。
また、くるからそれまで元気でね。
ガムラスタンには北欧ならでのオシャレなのお店もたくさんあります。
ここはヒルダヒルダ。いい店でしたね。
ここで買ったテーブルマットは今でも使っています。
さて、ここは大広場です。
ガムラスタンで一番のメインスポットです。
カラフルな建物が並び建っている。
やや傾いている気もしますが。
この辺りで少し休憩をとることに。
カフェのジャスミン
ここまでかなり歩いてきたので、疲れがたまっていました。
大広場にあるカフェでコーヒータイムです。
スウェーデンにはフィーカという、お茶タイムがあり、皆がその時間を大切にしているそうです。
ビジーに働きまくるのではなく、少し落ち着いて会話などを楽しむ時間を大切するカルチャーがあるのだそうです。
うん、その考えは賛成。
素晴らしい文化ですね。
席についてメニューを見ていると、店員の女性が近づいてきます。
アジア系の若い女性の店員(ジャスミン)が注文を聞いてきました。
コーヒー、デザートを注文と。
すると、いつの間に、どこかか来たか、自分がどこから来たか、いろいろ話かけてくれます。
観光地でのこうした会話は楽しいですね。
店はとても混雑しているように見えますが、自身のことも含め、いろいろと会話が広がります。
なるほど彼女はいま、働きながらもフィーカの時間なのですね。
どうやらジャスミンはスウェーデンの出身ではなく、様々な国を渡り歩いている”グローバルフリーター”のようです。
異国の地でこうして同じ人種の人が世界を飛び回りながら暮らしている話を聞くのは新鮮です。
なんかいいなぁ、憧れてしまいます。
できるなら私も同じように生きてみたいと考えてしまいますね。
すると、奥の方から、「Hey, Jasmin, one,two,theree!」と叫ぶ声が。
決してダンスのリズムではありません。
お客さんが3組も待っているぞ、という意味です。
確かに、ガムラスタンの中心部のカフェです。
次々のお客さんが入ってくるのです。
ジャスミンも忙しいですね。
「ごめんね」みたな感じの笑顔でジャスミンは私たちのもとを去り、別のテーブルへ。
さっきの店長らしき人の「one,two,theree」の対応を素早くしないといけないのです。
しかし、ジャスミンを見てみると…
別のテーブルでも再びフィーカタイムに突入したようでありました。
またどこかで会いたいと思いました。
さて、ストックホルムに来たら食事も楽しみたいですね。
レストランへ向かいます。
食べたかったトナカイのローストです。
そう北欧ではトナカイを食べるのです。
そして、こうした肉料理にベリーソースを合わせるのが一般的。
ベリーソースの酸味と肉の味がよく合います!
美味しいです。
よ~く噛むとやや臭みを感じる部分はありますが、全体的に柔らかくて美味しいです。
日本ではなかな出会えない味ですね。
旅の醍醐味です。
王宮と図書館そして駅周辺をぶらり
どこを歩いても絵になる風景のストックホルム。
その魅力は街並みだけではありません。
有名な王宮にも行ってきました。
以前にテレビの旅番組でこの王宮に入った女性リポーターがそのあまりの美しさに涙しておりました。
確かに、この椅子とかもすごいです。
残念ながら、この日は街を歩きすぎてあまり時間がありませんでした。
全部を20分程度、速足で見てしまいました。
そのためか、女性レポーターのように涙するなんて…とてもそんな気分にはなりませんでした。
もちろん、じっくり見ることができれば別だったのかもしれませんが。
王宮や博物館は歴史を知った上で、じっくり見て回らければいけませんね。
20分で回るにが無理があるな、とはわかっていたのですが、閉館の時間が迫っており仕方なかったです。
ただ、確かにきれいで豪華な場所ということはわかりました。
さて、広い、ストックホルム。
ガムラスタン以外の場所へ行くには地下鉄を使うのがベターです。
ガムラスタン以外に印象に残ったところはこの図書館。
こちら、普通の市立図書館で誰でも入館できる。
しかし、中はこんな感じ。
これは。
すごいですね。
これ市立図書館。秋田の国際教養大学もこんな感じだったかな。
円形の書棚です。
写真を撮っている人なんていないのでこっそりと撮影。
PCの待ち受けにでもしようかな。
きれいな館内でした。
さて、駅周辺です。
この辺りには大きなショッピングモールなどがあり、日本でいうところの渋谷のような場所に思えました。
日本の無印良品なんかも進出していました。
そういえば国会議事堂もガムラスタンから駅の方へ向かう途中にありましたよ。
ここはなんか政治の場所っていう雰囲気がありました。
ところで、ホテルに帰る途中、デモに遭遇。
馬も出動していました。
ストックホルムはとても落ち着いた街で人々は豊かにゆっくり暮らしている印象ではあったが、こうしたデモなんかも起こるんですね。
今回はガムラスタンを中心にストックホルムを隅々まで歩いてみましたが、噂通りの美しい街並みでした。
スウェーデンはその独特なコロナ対策で話題になりましたね。
次はいつ行くことができるでしょうか。
次来るときはまたあのガムラスタンの大広場にあるカフェに行ってみよう。
きっとその時すでにジャスミンはいないかもしれませんが。