旅を振り返るシリーズ、2019年オランダ、アムステルダムの旅の後編であります。
前編では、運河クルーズからダム広場、シンゲルの花市まで歩いてきました。
名画をゆっくり、間近で見ることのできたアムステルダム国立美術館
シンゲルまできたらあと少し。美術館までいってみようとうことで更に歩きます。
クモのオブジェが迎えてくれていました。
六本木ヒルズのようですね。
アムステルダムでは、国立美術館とゴッホ美術館はぜひ見ておきたい2大美術館であります。
特にゴッホの「ひまわり」は中学生のころに模写したなぁ。
どれくらい忠実に模写できていたかを確認するチャンスであります。
などとは毛頭思いませんが(既に記憶の彼方ですし)、美術作品のような1点ものはなんとなく
「本物」を見たい気にさせられます。
ここでしか見ることのできないものですから。
しかし。
結論から言ってしまえばゴッホ美術館が入ることはできませんでした。
チケット売り場にいっても既に完売状態だったのです。
そんなことあるのか。
完全に油断していました。
夏のバカンスシーズンは事前予約が必要ですね。
美術館前は大行列でした。
では、国立美術館はどうでしょうか。
ここはぎりぎり閉館間近に入ることができました。
逆に言えばピーク時は混雑していて入るのが困難でありました。
閉館30分前、結構ぎりぎりセーフで入館です。
レンブラントとフェルメールの名作が見るということで期待が膨らみます。
ちなみにフェルメールの”牛乳を注ぐ女”は、オランド旅行の前に上野で1時間待ちの末、観たことがあったので今回で2度目であります。
なんと。
上野美術館では考えられない空きっぷり。
閉館間近だからということもあって閑散としておりました。
おかげで、、かなりじっくりと細部に至るところまで、ぜいたくに時間を使ってみることができました。
フラッシュ撮影でない限り撮影もOKなようであったのでパシャパシャ。
名画を前にスマホで恐縮です。
日本ではにこんな風にみることはできませんでした。
目の前を通り過ぎることしか許されず、正面で立ち止まるなど、とてもとても叶いません。
この時間にきてよかったです。
こちらは同じフェルメールの”恋文”。
他にも”青衣の女”など寡作で知られるフェルメールの名画を見ることができるのでファンの方はぜひ訪れてみては。
しかし、おそらく最も有名な”真珠の耳飾りの少女”はここではなくデン・ハーグのマウリッツハイツ美術館に行かないとみることができないのでご注意ください。
ところで、ゴッホ美術館に入館することはできませんでしたが、この国立美術館でもゴッホ作品”自画像”もみることができましたよ。
ただ、この美術館の目玉は何といってもレンブラントの夜警ではないでしょうか。
うわさによると結構大きな作品らしいです。
マップを確認し、目的の場所に行ってみみまs。
遠くに見えるのが、あの”夜警”のはずです。
ん?
なんか様子がおかしい。
近くに行ってみます。
夜警だけに特殊な警備がされているのかと思いきや、なんと修復中。
機械が正面に置かれています
残念。
それでも、こうして全体ではなくとも作品自体を見ることができるようになっている点はありがたいです。
ちなみに、今回は30分程度で国立美術館を周りましたが、これはお勧めできません。
国立美術館は年代にフロアが分かれており、しかもかなり広く、30分ではほんとに時間がありません。
名画に浸る時間が欲しい方は余裕をもった入館が必要です。
マヘレのハネ橋、アンネ・フランクの家・レンブラント広場
運河クルーズ、ダム広場、花市、美術館と、ここまで歩くと結構疲れます。
アムステルダムという街はすごく1つ大きなシンボルとなる名所があるというよりは、その街並み全体の美しさ、その街に点在する小さなスポットを見て回るのが面白いのかもしれません。
その小さなスポットをまわると相当な移動時間が必要なのですが、いくつか行ってみました。
ここはマヘレのハネ橋。この木製の橋は中央が開き、大きな船が運河を通れる仕様になっているのだそうです。
なので、中央はこんな感じで、少し隙間が空いています。
ここはアンネ・フランクの家。
あのアンネの日記のアンネ・フランクがアウシュヴィッツの強制収容所に連れていかれるまでの2年間をこの隠れ家で暮らしたのだそうです。
当時の歴史を知る上ではここもぜひ行きたい場所ではありましたが、当日券はなし。
夏のアムステルダムのこうした施設はもう事前予約するしかありませんね。
ここはレンブラント広場。
夜警を表現した銅像があります。
国立美術館ではその全貌をみることができなかったので、ここで確認ですね。
このあたりはお店もたくさんあるのでお腹がすいたら食べるところはたくさんあります。
夏のアムスは過ごしやすいのか、夜になると外で食事をするところもたくさんあります。。
ライトアップされた街を観ながらの食事もよいかも。
なんといっても最大の見所は美しい運河
では最後に、オランドのメイン、運河沿いの街について。
オランダ観光で何が一番印象的かといえば圧倒的に運河です。
この運河。
街を歩けばあちこちに運河が流れております、
上空から見ると複数の運河が扇状に作られているらしいです。
港町として栄えたアムステルダムの発展のため計画的につくられたこの運河は、世界遺産にも登録されています。
ただ運河があるだけだったら、そこまで魅力的な街にはなっていなかったかもしれないが、周りを取り囲む統一感のある街並み、運河に取り付けられた花々がより一層街の魅力を高めているように感じます。
運河は観光客向けの大きなクルーズ船はもちろん、数々のボードが行きかっていました。
上半身裸の人を多く見かけたなぁ。
あまり高い建物がないせいか、アムステルダムでは日陰を探すのに苦労しましたがが、日焼けをしたい人がそれ以上に多いのだと思いました。
実際に日傘を使っていた人は自分の妻を除き誰もいなかった気がします。
そして、クルーズ船のガイドでも言っていたのですが、運河沿いの建物が結構歪んでいる、というか傾いています。
1つや2つでなく、大体の建物は傾いているように見えました。
これは目の錯覚ではなく、写真の撮り方でもなく、実際に傾ているのであります。
説明によれば、これらの建物を支えるために杭が地面に植え付けられているそうなのですが、時間とともにそのお杭が腐敗し、その結果建物が歪むということらしいです。
確かに、街にはいはゆる近代的な建物がなく、古い建物が多いように見えた。
地震もないでしょうから、建物内で生活する人々が普通に生活できるのであればまぁ、よいのでしょうね。
アムステルダムという街は他のヨーロッパの大都市に比べればコンパクトであり、細い街があちこちにあるので、街歩きをするにはとても向いてる街だと感じます。
ただ、できればレンタルサイクルなどで見て回ればより効率的に回れると思いました。
実際に結構楽しく歩けるので気づいたら足が棒になってしまった。
20kmも歩けば仕方ないですね。
運河、花、自転車、アート、いろんな側面から街を眺めてみると面白いです。