修善寺温泉の新井旅館へ

お出かけ
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今回の旅を振り返るシーズは2020年1月の伊豆、修善寺温泉であります。
思えば、この頃はまだコロナのことを意識することはほとんどなかったですね。
マスクをしないで旅行していました。
これまで通りの旅が楽しめる世界が早く戻ることを願います。

さて、静岡出身の私。
修善寺はもちろん、伊豆は子供の頃からなじみのあるエリアであります。

とはいえ、最後に修善寺に宿泊したのは20年以上も前。
西伊豆や東伊豆と違い、海に面していない修善寺は何となく後回しになってしまい、
それはもうかなり久しぶりの旅となりました。

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まずは、沼津港「丸天」で海鮮丼

修善寺は関東からもとてもアクセスがよいのです。
同じ伊豆の下田に行こうものなら、結構な長距離ドライブをしなくてはいけませんが、
修善寺は神奈川を出てからそう遠くはありません。

あっという間についてしまうので、少し寄り道をして向かいます。
まずは、腹ごしらえということで沼津港へ。
修善寺にいく途中に寄ることができます。
海に面していない修善寺。
やはり私は伊豆に行くとなったら海に幸を食べずにはいられませんでした。

やってきました
丸天です。
これまで何度来たかわかりません。
伊豆に行くときは、ほぼ100%近い確率で行っているような気がします。
子供の頃からよく行っていましたね。
当時から人気ですが、今も変わらない行列ですね。

沼津港は丸天以外にもたくさんのお店があるのですが。やはりこの店は店内の雰囲気も含め、活きがいいです。
食欲をそそる何かがありますね。
今回の注文はこちら。


結構頼み過ぎました。
定番の魚河岸丸天丼は1,560円です。
ホントはこれだけでも十分なのですが、店内に張り出された黄色いメニューの短冊が
欲望をかりたてます。
お寿司に、串焼きに。
どれも最高ですね。

お腹も満たされ、修善寺へGOです。

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修善寺温泉街歩き

到着いたしました。
久々にみる景色です。
この赤い橋の上からから見える独鈷の湯は20年以上前から変わりませんね。


わかりますでしょうか。
独鈷の湯は中央にある屋根ついた場所です。
独鈷の湯は修善寺のシンボルみたいなところですが、1200年くらい前の弘法大師が仏具の
独鈷で岩を砕いたところ、温泉が沸いた、ということからその名がつけられました

どう考えても科学的でなく、嘘なのですが、まぁ、観光なので少しだけ信じてみて、そのありがたみを
感じてみます。
ここは実際に入浴はできず、足湯をする場所となっています。

独鈷の湯

昔は入浴ができたような気もするのですが、気のせいでしょうか。
もし入浴できたとしても、相当な公開入浴になってしまいますが。

ちなみに、この修善寺温泉ですが、その名のとおり、修善寺というお寺があります。
こちらです。

特に何の変哲もないお寺ですが、とりあえずはお参りします。

修善寺の温泉街はとてもとてもコンパクトで、歩いて回るだけなら1時間もあれば十分なくらい小さく
まとまっています

少し散策をしてみます。
この赤い橋ですが、修善寺にはこうした橋がいつくも桂川にかかっています。
それぞれにご利益みたいなのがあって、子宝であるとか、縁結びとか、いろいろあります。

願いをとなえながら歩いてみるのもよいかもしれませんね。
それにしても桂川の流れは癒されます。

ただただ、ここで時間が流れるのは感じてみるというのも贅沢な時間です。
仕事とかどうでもよくなりますね。
来週から無期限休業したなぁ、とか現実逃避をしたくなりました。

こちらは、竹林の小径と呼ばれるところです。
美しいですね。

この道、300mくらいと決して長くはないですが、美しい竹の中を歩くことができます。
夜はライトアップもされ雰囲気も変わるので、ぜひ、昼夜それぞれ訪れてみてください。

他には昔なつかしの射的をする場所や温泉街にありがちなお店があったりします。
決して広いエリアではなく、伊香保や、草津などと比べると見て回るようなところは少ないので、
あまり散策には時間は要しないと思います。

少し歩いたので旅館に入る前にお茶を。
CAFE HIRONO

なんかおしゃな雰囲気。
中からはシンボルの独鈷の湯も見ることがでいます。
ドリンクもいい感じ。
温泉街のカフェ、いいですよね。

さて、それでは旅館へ。

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登録有形文化財である「新井旅館」へ宿泊

見て回るエリアが少ない分、宿にはこだわりたい修善寺。
今回は新井旅館というお宿に宿泊です。

実はこの旅館、かなりすごいです。
創業は明治5年
これまでも芥川龍之介や、横山大観なども宿泊したという宿なのです
また、この旅館自体が登録有形文化財にも登録されているのです。
看板には政府登録国際観光旅館とあります。
英語も併記されています。
とにかく、すごい旅館ということです。
外観も歴史がありそうな雰囲気です。

そんな旅館ですから、なんと館内を案内するツアーも開催されています。
もちろん参加です。
様々な施設やその歴史などを紹介してくれます。

写真は撮れませんでしたがお風呂も有名。
お風呂はいくつかありますが特に天平風呂は名物です。
今回は模型です。

お風呂には大きな木の柱がいくつかあります。
その柱は台湾の大きな檜を利用して1本の檜から柱を4つ切り出してつくったものだそうです。
釘を使わない日本の建築様式で作られ、浴場完成までには3年かかったというから驚きです。

ちなみに、お風呂は池にも接しているのですが、お風呂の中から、その池を泳ぐ鯉を眺める
こともできるんです。
お風呂の中に大きな水槽があるみたいなものです。
実際にホントに鯉がうようよと泳いでいました。
ちなみにその鯉がこちら。

たくさんいますね。
芸術への感度が高いこの旅館のロビーには様々な作品が。
この愛慈という文字はダウン症の書道家としても有名な金澤翔子さんの作品です。

すごいエネルギーを感じますね。
ちなみに、金澤翔子さんの美術館は旅館の目の前にあります。
こちらは横山大観の作品です。
ロビーからして見所満載。

もちろん、館内はどこも雰囲気がよいです。
ただ、廊下を歩くだけでも楽しい。
雰囲気いいですよね。

そして部屋の縁側を覗いてみると、、
桂橋です。

別名、むすばれ橋。縁結びにご利益があるといわれる橋ですね。
それにしても橋の鮮やかな赤色が自然にうまくマッチしていますね。
この旅館、夜もまた優しい明かりが照らされ安らげます。
部屋からも桂川の流れは心地よいBGM代わりとなりますから、お風呂から上がり、
縁側ですごすひと時は最高とかいいようがないです。

もちろん、食事も充実していますよ。
夜も。

朝も。

十分すぎます。

海外の旅もよいですが、日本に生まれた幸せを感じる瞬間です。

修善寺はどこへ宿泊しても、桂川の静かな流れと自然の中にきれいな空気に囲まれた時間を
過ごすことができると思います。
ちなみに、新井旅館は公式ツイッターで、いつも独鈷の湯の風景を写真にアップしてくれています。
修善寺の”今”をまさに知りたい人はフォローしてみては。
私も2週間ほどフォローしていました。
天気予報より正確な状況が見ることができますよ。

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