自家焙煎珈琲屋バッハ。
その名を知っている方は、かなりのコーヒー通でしょう。
このバッハで修行したというカフェのオーナーの方も少なくなく、バッハの店主である田口衛氏は、多くのコーヒーに関する書籍を出しております。
私もその著書からコーヒーの基本から勉強をさせていただきました。
そんな田口氏のお店であるバッハに年末に行くことができたのでまとめたいと思います。
東京のディープスポットに店を構えるバッハ
バッハはチェーン展開をしているお店はないのでその味を楽しみたい方は、都内の店に
直接行く必要があります。
場所は南千住駅が最寄です。
南千住です。
特別な用事がない限りは降りることがない駅ですね。
今回は私はクルマでいったのですが、南千住駅から徒歩でもいくことができるようです。
ちなみに、クルマで行く場合も専用駐車場はありませんがコインパーキングがあちこちにありますのでご安心ください。
ただ、アクセスどうこうよりも、バッハのあるエリアというには、都内のドヤ街として有名なエリアです。
日雇い労働者の多くが居住するエリアです。
バッハの近くにも安宿があちこちにありますし、少し歩けば吉原です。
何と言いますか、東京の中でもディープスポットだと思います。
そんな場所にコーヒーの名店、カフェバッハはあります。
お店は大きな通り沿いにあるので、すぐにわかると思います。
こちらがバッハです。
コーヒーの名店なので、観光客のような方もいるのでは?と思いましたが、
意外の近所の人が通っているような雰囲気でありました。
ホンモノの味
焙煎度合いにより、メニューが記載されています。
浅煎りが好きな私でしたが、ここは定番の「バッハブレンド」(640円)を注文。
ついでに、バタートーストと、チーズケーキも注文してみました。
カフェバッハの名が刻まれたコーヒーカップ。
いただきます。
「なるほど。」
頭の中で最初に浮かんだ言葉です。
これぞ、ブレンドコーヒーでしょう。
いくつもの異なる豆の香りを感じることができます。
私にはややスモーキーな香りが強く感じられ、あまり酸味は感じませんでした。
その点、自分の好みの味ではないのですが、間違いなく美味しいコーヒーです。
複雑な味というわけではないのですが、いくつもの香りをが堪能できます。
それでいて全体的まとまっていおります。
丁寧な仕事の結果できあるさすがの一杯であると感じました。
今回は時間があまりなかったのですが、深煎りと浅煎りもそれぞれ飲んでみたかったですね。
ちなみに、バッハでは豆も買うことができます。
店内にはゲイシャの豆の案内がいくつか貼ってありましたが、今回はバッハブレンドの豆を購入。
きっちとハンドピックされているのでしょうか。
美しい豆です。
チーズケーキは頼むべき
コーヒーのお供に頼んだのはバタートーストとチーズケーキ。
バタートーストには塩とペッパー、お砂糖をお好みで使うようになっていました。
確かにバタートースト自体の味は控えめな印象を受けました。
私には、塩を少しかけて食べるのがちょうどいいと感じるほどでした。
チーズケーキは味がよかったですね。
味も濃厚で全体的にしっとりとして、しつこさもない。
コーヒーと合わせて食べてもよくマッチします。
生クリーム好きな私はなかなかチョイスしないチーズケーキですが、バッハのチーズケーキは
王道な味ながら、全体的に高いレベルでまとまった味ですので、デザートに迷う方がいえば
おススメしたいです。
自転車好き?
私が入店した時は満席でしたのでしばしウェイティングスペースで待っておりました。
すると。
ツールドフランス公式ブック!!
しかもたくさん。
コーヒーとツールに関係があるとは思えないので、誰かがロードレースのファンなのでしょうか。
ロードレースファンの一人として親近感を感じる瞬間でありました。
都内には数え切れないほどのカフェがありますが、日本の喫茶店の最高峰、バッハはぜひおすすめしたいお店です。