ジャックさんの楽しい日本語ツアー
シドニーから日帰りでいける大自然。
ブルーマウンテンズとジュノランケーブルにいってきました。
この2つを1日で自力で行くのは交通機関の時間などを調べたり、なかなか大変ですよね。
今回は、時間効率を考え、今回は”ジャックさんの楽しい日本語ツアー”という日本語の話せるオージーがブルーマウンテンズ近辺の様々なエリアを案内していくれるツアーに参加しました。
タイトル通り、”楽しいツアー”だったのでしょうか。
そういえば、こういう団体ツアーは久しぶりです。
当日まで最小遂行人数に達してツアーが実施されるのか、ぎりぎりまで心配でしたが、無事15名くらいの人数が集まりツアースタートしました。
こちらがそのバスです。
しかもWIFI完備。両替もしてくれます。
今回のガイドはジャックさん、ではなくクリスさん。
どうやら、このツアー、ジャックさん以外にも複数名で運営しているそうです。
日本でお笑い芸人を目指していたというクリス(ここからは、敬称略とさせていただきます)、車内のトークも軽快で面白いです。
それにオーストラリアの雑学もたくさん教えてくれます。
国の成り立ちや、国民の意識など、やはり現地の方からの話は一番説得力があります。
今回のツアーは、名物のスリーシスターズを間近で見ることのできるエコーポイント、キングステーブルランド、シーニックワールド、ジュノランケーブルに行き、野生のカンガルーも観てしまおうという盛沢山の内容。
これを限られた時間で自力で行くのは無理です。
見所を凝縮したスペシャルツアーなのです。
スリーシスターズを見るべくエコーポイントへ
まずは、ブルーマウンテンズの目玉のスリーシスターズを見にエコーポイントへ向かいました。
その前にブルーマウンテンズとは何か?ですが、コーヒーのブルーマウンテンとは全く関係ありません。
コーヒーのブルーマウンテンはジャマイカのコーヒーです。
あの価格の高いブランドコーヒーですね。
オーストラリアのブルーマウンテンズとは、ユーカリの葉が太陽に照らされ青く霞むことから名づけられた山々のことで、世界遺産にも登録されています。
そうです。青々と見える山は、ユーカリがあるからこそ見ることのできる景色なんです。
そして、この辺りはオーストラリアの避暑地にもなっているそうで、周辺には小さな村やテーママークなどがあります。
そして、このブルーマウンテンズの名物はスリーシスターズと呼ばれる3つの奇岩です。
3人の姉妹が何かの理由で(詳細は忘れました)岩になったという伝説が伝えられる巨大な岩山です。
その形がなんとも見事で、訪れる人が絶えないのですが、そのスリーシスターズを間近で見ることのできるエコーポイントというところへまずは向かいました。
エコーポイントです。
スリーシスターズに向けて大きな声で叫ぶと声が反響することからエコーポイントと呼ばれているそうです。
道中、今日は霧が多いなぁとクリスが言います。
もしかしたら見られないかも…と思いました。
近づくと確かに霧が多いです。
大丈夫でしょうか。
はい。
ダメでした。
全く先が見えません。
本来であれば目の前にスリーシスターズが見えたはずなのですが、もう全然見えません。
特に午前中はこういうことが多いようです。
まぁ、こればかりは仕方ありません。
近くにあった小さなショッピングモールをプラプラして終了です。
ところで、スリーシスターズはエコーポイント意外からも抜群に見ることができました。
こちら、シーニックワールドです。
絶景が楽しめるテーマパークのような所です。
この中にレールウェイという傾斜50度以上のトロッコやケーブルウェイがありまして、そこからスリーシスターズを見ることができるのです。
ちなみにこのレールウェイは高尾山のケーブルカーよりも傾斜がすごいです。
50度超えというのは激しいジェットコーストを登る角度です。
そして、見えました!
これがブルーマウンテンズ、スリーシスターズです!
青々とした森に岩が突き出ているようでワイルドです。
どこまでも続く自然にオーストリアリアの広大さを感じてしまいます。
また、このあたりは石炭がたくさん獲れたようで園内にはその時の歴史を伝える歴史や鉱山を見ることができました。
恐怖の断崖絶壁、キングステーブル
スリーシスターズほど有名ではないですが、もう1つキングステーブルランドという、これまたブルーマウンテンズを眺めることのできる場所へも行きました。
近づいてみると、、
断崖絶壁です。
落ちたら即死でしょうね。
ここに座って写真を撮るのがお決まりのようです。
はじめは恐る恐るでしたが、しっかりを座ることができるので安心です。地震とかが来なければ。
アメリカのグランドキャニオンみたいなところですね。
霧がかかっていましたが、ここからでも広大な自然を見ることができます。
3億4000万前の鍾乳洞、ジュノランケーブル
広大なユーカリの森を見た後は世界最古の歴史をもつ鍾乳洞、ジュノランケーブルへ。
ここはすごかった。
入口からしてかなり厳重です。
さすがは世界最古の鍾乳洞。
どれくらいかたというと、なんと3億4000万年前。
まだ恐竜も世界に出てきていない時代ですよ。
想像を絶します。
ちなみに、世界第2位の承認道はアメリカのカールすバット洞窟で9000万年前だそうです。
1位と2位の差が違い過ぎます。
この圧倒的な歴史をもつのがジュノランケーブルです。
中はこんな感じ。
もう何と言ったらよいのか。
自然の造りだした神殿。
とても静かです。
億万年前の世界から続くと感じるとなんとまぁ、自分の小ささを感じます。
言葉にならないですね。
しばし、お写真をお楽しみください。
そして、このジュノランケーブルの周辺には他にもすごいところがあります。
例えば、このトンネル。
よく見るとめちゃくちゃでかい岩です。
わかりますでしょうか。
下の方のベンチに座っている人と比べるとその大きさがわかります。
こんな幻想的な湖も。
もう鳥の色まで変なことになっていました。
もう私は一生鍾乳洞に行かなくてもよいな、と思いました。
ちなみにですが、ジュノランケーブルは少し寒いです。
夏に行く場合は上着をもっていくことよいかも。
それと滑らないようにスニーカーとかがよいと思います。
ジュノランケーブルには小さなショップやレストランがありました。
味は特別なところはなかったですが。
普通に食べておいしかったです。
野生のカンガルー
ところで、移動中にクリスが車を停めて野生のカンガルーに出会える場所を紹介してくれました。
動物園とかではおなじみのカンガルーですが、野生のカンガルーはオーストラリアでないと
見ることができませんね。
しかし、オーストラリアでは野生のカンガルーは全然珍しくないようです。
そのため、車で移動中にカンガルーをひいてしまうこともあるそうです。
かわいそうですね。
スーパーにもカンガルーのお肉が日常的に売られていますし。
車を降りると、さっそくワラビーが。
カンガルーの小さいやつですね。
カンガルーはサイズによって呼び方が異なります。
そして、広場へ。
人への警戒心が強く、直接触れることはできませんでしたが、ピョンピョン跳ねる野生のカンガルー、
貴重な光景でした。
ただ、あちこちに、フンが。
歩く場所には少し困りました。
これも野生だから仕方ないですね。
ジャックさんの楽しい日本語ツアーは楽しかったか?
結論。
とっても楽しかったです。
まずは、1日でこんなにもたくさんの場所を周ることができるなんて、素晴らしいです。
これは個人旅行ではできませんね。
そして、日本語でのジョークもお見事。
移動中も飽きることなく、旅を楽しむことができました。
このツアーはお勧めできます。。
どうか、このコロナ禍も会社が残って、これからも続いてほしいと思いました。
ちょっと心配しています。
でも、調べてみると。
ジャックさんの楽しい日本語ツアー、オンライン開催していました!
面白そうですね。
週末だけの開催のようですが、参加してみようと思いました。
また、参加したら、このブログでも紹介したいと思います。
ところで、旅の帰り道は疲れている人も多く寝てしまっている人もいましたが、
クリスが自分のことを少し話してくれました。
高校生の時にホームステイをしたことをきっかけに日本に興味をもったこと、
厚切りジェイソンよりも自分が面白いという自信を持っていること、また、
必ず日本に来るということ。
いつか日本のTVでクリスが出てくるのを楽しみに待ちたいと思います。
充実のツアーでした。