大人のスポーツでもあり、最高の遊び。それがトライアスロン
水郷潮来トライアスロンから1週間。
九十九里トライアスロン(通称99T)へ出場いたしました。
水郷潮来トライアストンが初めてのトライアスロンレースでした。
その1週間後に2回目のレースに出ることはためらいがありました。
それでも、99Tには出場したい。
なぜなら、99Tは正規のオリンピックディスタンスで実施されることになっていたからです。
2020年はコロナのため多くのレースが中止されました。
水郷潮来トライアストンも感染予防として、正規の距離から4分の3に短縮して開催することになりました。
そんな中、99Tは51.5kmのオリンピックディスタンスの距離での開催が決定しており、
私としては、こちらが本命でありました。
しかし、ここで予期せぬ出来事が。
”台風”。
そうです。こんなこともあるのですね。
台風が日本列島に近づき、上陸はしなかったものの、海を泳ぐ99Tはその影響を受けてなんとデュアスロンになってしまったのです。
スイムの1.5kmがランに変更になり、ラン1.5km、バイク40km、ラン10kmです。
トライアスロンでない時点でかなりモチベーションは下がっていたのですが、エントリー代金も支払い、ホテルも予約していたので、せっかくだからと出場することしました。
ちなみに、この大会には元水泳のオリンピックメダリストである松田選手もエントリーしておりました。
松田選手もスイムがなくなっても出場することをツイートされていましたし、実際に、参加者のほとんどは予定通り、99Tに出場していました。
さすがトライアスリートですね。
不測な事態が生じても動じません。
そもそも、トライアスロンは自然と戦うスポーツでもありますね。
こうなることもすべて想定の範囲内のことなのかもしれません。
ところで、瀬戸大也選手もエントリーしていたのですが、こちらは直近の不倫報道のためか当日は出場しておりませんでした。
現役メダリストの泳ぎを期待していたのですが、残念。
さて、レースも2回目ですし、デュアスロンになったこともあり、かなり気楽に気持ちで本番を迎えました。
やはり早朝スタートなので茂原駅近くのホテルに宿泊。
名物らしい茂原ラーメンを夕飯に食べてエネルギーを蓄えました。
当日は雨は降らないもののどんよりとした曇り空。
波はやはり高いですね。
スイムが中止になったころもうなずけます。
レース会場はMCの白戸太郎さんはじめ、参加者たちのエネルギーに満ちていました。
それにしてもさすが99T。
すごい人ですね。
水郷潮来トライアスロンに比べると、やや華やかな印象です。
日本代表の選手やらYotutuberやらホントにバラエティに富んだ選手が大勢集まっておりました。
ただ、トランジションエリアは前日の雨でぐちょぐちょ。
もうシューズも何かもが汚れることを覚悟しました。
99Tも潮来トライアスロン同様にグループごとにスタートする形式でした。
本来はスイムであったはずの1.5kmはランに変更。
1.5kmとは、微妙な距離。
これは飛ばして走るべきか、アップのような位置づけとすべきか。
自慢ではありませんが、1500m走については中学一年生のときに陸上部の市内大会、県の西部大会で
2度走った経験があります。
そして、見事に最下位を2度とっております。
とりあえず、アップよりはやや早めに走り切ることにしました。
うん、なかなか疲労しました。
さて、続いてはバイクです。
99Tのバイクコースはなんと九十九里の有料道路を走ることができるのです。
これが絶対に楽しいはずです。
しかもほぼ直線。
ビアンキのスプリントの実力を発揮するチャンスでもあります。
潮来のレースの時とは違い、アップルウォッチのワークアウトアプリもスムーズに起動し、いざ出発。
しかし、後に多くの選手が語ることになるのですが、このバイクコース、かなりきついものとなりました。
正確には往路だけなのですが、かなりの強風。
レース後にアプリを見てわかったのですが、1kmあたりのラップ、往路は復路に比べ最大で2倍も時間がかかっておりました。
それくらい思うように走ることができず前半はかなりきつい走りとなりました。
そして、潮来のときを彷彿するように、ぐんぐん抜かれました。
女子選手にも結構抜かれました。
なんてことだ。
ホントにトライアスリートのバイク速すぎでしょ。
いや、自分の練習不足ですね。
これは間違いありません。
しかし、後半は追い風となったこともありぐんぐんペダルを回し、何人かを追い抜くことができました。
気分は上々であります。
それに、九十九里浜を横にして走る気分は最高でした。
最後のランはバイクでかなり足をつかってしまったせいか、かなりしんどく、10kmがとても長く感じました。
というか僕のアプリでは11kmを超えていたんですけど。
まぁ、あまり細かいことはいいとして。
ともかく、こちらも歩くことなく走り切りましたが、タイムは1時間以上かかってしまいました。
情けないです。
潮来の時は1km5分半くらいで走ることができていたので、99Tでは相当遅いタイムになってしまいました。
やはりこれもバイクでの消耗のせいでしょうか。
この辺りは3種目あるトライアスロンの面白いところですね。
ともかく、やはりゴールの瞬間は気持ちよく、終わった後の疲れも心地よい感じでした。
やっぱりいいですね。トライアスロン!
99Tのあとは、今シーズンのレースが終わってしまった寂しさと来年はもっと頑張ろうという決意とかまじりあいました。
昨年までの99Tはイベントとしても盛り上がっていた大会でレース後は屋台のようなものも出ていたそうです。
(はまぐり食べたかった)
それでも、やはり今年はコロナのため、そういったイベントもなく、近隣の飲食店で使えるクーポン券が配布される形式でした。
地域の飲食店を盛り上げるという意味でも、とてもよい取組のように思いました。
九十九里というところは初めていったのですが、観光らしいことはできず、帰りはそのクーポンを使い、駐車場近くのイタリアンレストランへ。
お客は自分しかいませんでしたが、なかなか雰囲気のいい店でした。
帰りは行きとは別の道を車で走って帰宅です。
トライアスロンは自然の中で泳いで、こいで、走って、そして旅もセットでできる。
まさに大人のスポーツでもあり、遊びでもあると感じました。
特に、自分のようにタイムを狙っていない人間にとっては遊びの要素が強いです。
それでもリザルトを見ると、もう少し速くなりたいと思うものですね。
とはいえ、タイム関係なく、いろんな年代の人が同じように参加し、ゴールする。
誰が速いとか抜きに、完走した人、チャレンジした人みんなが勝者といっていい競技だな、と感じました。
というわけで2020年初めて参戦したトライアスロンの挑戦はこれにて終了です。
次年度はもっと速く、そしてもっと長い距離ができればと自分に期待したいです。
もしかしていつかはアイアンマンも視野に入れて(笑)
まずが、今シーズン、お疲れ様でした!