フェルメールの名作”真珠の耳飾りの少女”と出会える街、デンハーグ

お出かけ
スポンサーリンク

今回の旅を振り返るシリーズは2019年デンハーグの旅であります。
この旅の目的。
それは、フェルメールの名作、真珠の耳飾りの少女をみるためであります

フェルメールは日本の上野美術館、アムステルダム国立美術館でもその名作を観てきました。
しかし、一番の名作である真珠の耳飾りの少女だけは来日することもなく、また、アムステルダムでも
観ることができず、デンハーグのマウリッツハイス美術館でしか見ることができないのです

フェルメールを知ったとき、そのフェルメールブルーと言われる美しい青色に興味を持ちました。
真珠の耳飾りの少女のまくターバンこそ、そのフェルメールブルーの象徴なのです。

日本にいつ来るかもわかりませんし、せっかくアムステルダムにいるのだからと行くことを決意いたしました。

スポンサーリンク

オランダの政治の中心、デンハーグ

美術館のあるデンハーグという街はアムステルダム、ロッテルダムに次ぐオランダ第3の都市
人口は50万人の都市ながら国家議事堂をはじめとする、政府機関、日本大使館を含む各国の大使館のあるオランダの政治の街であります。

アムステルダムにようにドラッグの香りもすることもなければ、人もそれほど多くなく、落ち着いた雰囲気のある街でした。
そもそも、観光という視点から見ると、街自体は特に見所もなく、観光客を見ることもほとんどありませんでした。

駅を出てさっそく美術館へ向かいます。

マウリッツハイス美術館までは駅からと徒歩で十分に行くことができる距離にあります
途中、商店街もあったり、公園もあったりで、ゆったりと歩いていてみました。

美術館に入る前に少しだけ寄り道。
こちらはビネンホフ
国会議事堂などがある政府の中枢機関です。

こうして普通に入ることができるんですね。
日本の国会議事堂はセキュリティの関係で近くまで行くことができませんからね。
近くでみると立派な建物だと感じます。

今回は申し込みはしませんでしたが、ガイドツアーもあるそうですよ。
この塔が2つサイドにある特徴的な建物は騎士の館というらしく、国会の開会式もここで行われるらしいです。

これはホフファイファーの池と呼ばれているそうで、ビネンホフに接しております。
こうしてところどころに花が添えられているところはいかにもオランダらしいです。

スポンサーリンク

「真珠の耳飾りの少女」と出会えるマウリッツハイス美術館

街をゆっくりと歩くとマウリッツハイス美術館へ到着です。

蒼いターバンの少女に会いに行きます。
外観も素敵ですね。

どこかののVIPのお屋敷のようです。
美術館の受付は少し見えにくいですが左側のエレベーターで地下に降りた所にあります。

受付はシンプルでモダンな雰囲気ですね。
いざ中へ。

フラッシュ撮影以外は禁止されていないところがすごいです。

フェルメールだけでなく、レンブラント、ルーベンスなどの有名な絵画が多数展示されております。
受付とは違い、中はお屋敷の中といった感じ。

天井まで豪華です。

どこかで観たことがある絵ばかりですね。

ルーベンスの聖母被昇天

レンブラントのデュルブ博士の解剖学講義

フェルメールのデルフトの眺望
女性を描くことが多かったフェルメールにしては珍しい風景画

そして。
いました!

真珠の耳飾りの少女です。
ついに会うことができました。

館内は人もそれほど多くなく、正面でじっと絵を見つめることができます。
どうしてもこうも光をうまく描くことができるのでしょうね。
目や唇などは吸い込まれそうなくらい美しいです。
わざわざデンハーグまで来てよかった

日本で仮に展示されることが今後あっても、これほど長い時間絵を見つめることが難しかったでしょう。(きっと大混雑でしょうから)
なんという贅沢な時間。

もう一生出会うことのない少女を見つめ続けました。
行っておきますが、変態的な意味ではなく、芸術的な意味で。
とにかく観て思わず息が漏れてしまうような作品です。

他にも素晴らしい作品たくさんある美術館でありました。
アムステルダムからは50分程度で到着することができます。
絵画が好きであれば一見の価値大有りだと思いました

帰りは駅内でサンドイッチを購入。
アムステルダムへ帰ります。
オランダの列車は何度も乗りましたが、いつも空いているのでとても快適です。

よき出会いに感謝。

タイトルとURLをコピーしました