アメリカの政治、歴史を感じる街、首都ワシントンDC

お出かけ
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社会人になってからの留学。2か月間の短期間でしたが、貴重な時間を過ごすことができました。
留学中は、ワシントンDCのジョージタウンの学生寮に住み、アメリカの政治の中心である
DC
をできる限り歩き回りました。
今回の旅を振り返るシリーズは留学中の経験からワシントンDCについて、旅行記として、まとめてみたいと思います。

まずは簡単にワシントンDCについて。
言うまでもないことですが、ワシントンDCはアメリカ合衆国の首都であります。
50州からなるアメリカですが、ワシントンDCはその50州には含まれず、特別行政区という位置付け
エリアでみてもDCというのは実に狭い地域であります。
とはいえ、その中にはぜひ訪れてみたい場所がいくつもあります。

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アメリカ行政の中心地としてのDC

まずはここです。ホワイトハウス
アメリカ合衆国大統領の官邸です。あまりに有名ですね。
当時の大統領はオバマ氏でした。

ライトアップされた姿はなんかかっこいいですね。
庭も手入れされています。

ホワイトハウスへ来る前は、さぞかしセキュリティも厳しいだろうと思いましたが、このようにかなり近いところまで行くことができます
もちろん、見張りのような人はいますが。
その気になればテロ行為ができてしまいそうです。

日本の霞が関にある首相官邸にはこんな観光客が集まることなんてないですよね。
その点、ホワイトハウスは見物客もたくさんいますね。

ちなみに、このホワイトハウスは大統領が住んでいる場所でもありますが、初代大統領の
ジョージ・ワシントンだけは住んでいなかったそうです。
とはいえ、この場で多くの歴史的判断が行われてきたわけですね

続いてはこちら。
国会議事堂です。

キャピタルヒルと呼ばれる少し高い丘の上にあります
そのため、ホワイトハウスよりも地理的にも高いところにあるわけです。
3権分立とはいえ、議会の権力がやや強くあるべき、という考えがその裏にはあるとか、ないとか。

想像していたよりも大きくて迫力がありますね。
ちなみに、こちらは最高裁判所

そして、こちらは議会図書館です。

いずれも重厚な建物ですね。
私は中に入ることはしませんでしたが、それぞれ見学ツアーとかもやっているようなので
関心がある人は中にはいるとアメリカの行政について、より理解が深まるかもしれませんね。

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アメリカの歴史が残るDC

ヨーロッパに比べると、その歴史は浅いアメリカ。
とはいえ、アメリカの歴史は世界にそして日本のあらゆるところに大きな影響を及ぼしてきたように
思います。
ワシントンDCにはそんなアメリカの歴史的偉人の記念碑などもたくさんあり、アメリカの歴史に触れることのできる場所がたくさんあります

まずはここリンカーン記念館

この建物の中にリンカーンがいます。

第16代大統領のエイブラハム・リンカーンです。
リンカーンは1865年に暗殺されましたね。
その後、その偉業をたたえるべく記念館が建てられました。

どっしり座ったリンカーンの目の先にはワシントンDCの記念碑があります。
そして、なんと国会議事堂までもが一直線につながっているのです。
まるで、今もアメリカ行政ににらみを利かせているかのようですね

このリンカーンの像、とても大きいのです。
高さ約6mもあります。

リンカーンについて興味がある方はぜひ、フォード劇場ピーターセンハウスもいってみてください。
フォード劇場はリンカーンが暗殺された劇場です。

このフォード劇場は今も現役で使用されている劇場ですが、リンカーンが暗殺された2階席(星条旗がある所)は特別に当時のまま保存されています。

フォード劇場

また、フォード劇場の向かいにはリンカーンが息をひきとったされるピーターセンハウスがあります。
こちらのベッドで亡くなったそうです。

ピーターセンハウス

当初、劇場で撃たれたとき、観客は劇の演出だと思ったといいます。
場所が劇場だけに、また、大統領がまさか銃撃されるなんて思いませんからね。

しかし、銃撃のダメージはかなり深刻で、撃たれた後はその状態ままでは、とてもホワイトハウスまで運ぶことができなかったそうです。
そこで、向かいにあるピーターセンハウスにある若者が使っていた1室に急きょ運ばれ、そのまま亡くなってしまったのだそうです。

再びリンカーン記念館で戻りますね。
リンカーン記念館を外からみるとこんな感じです。


また、この記念館の目の前はこちら。

素晴らしい眺めですね。
私はフォレストガンプという映画好きなのですが、その映画の有名なシーンもここで撮影されています。
夜はこんな感じです。
ワシントン記念塔が輝いていますね。

ワシントン記念塔はやはりDCのシンボルですね。
ただただシンプルなこの塔がかっこいいです。

この記念塔は初代大統領のジョージ・ワシントンの偉業を称えるために建てられたもので、高さ169.2mあります
石造りの建築物としては全米1位の高さなのだです。
高いですよね。東京でいうなら恵比寿ガーデンプレイスタワー(39階)くらいの高さです。

ちなみに、DCでも一番高い建造物です。
実はDCではこの記念塔よりも高い建物を建ててはいけないルールがあるんですね
近づいてみると。こんな感じ。


ちなみにエレベーターがあって上部の展望台までいくこともできます。
この記念塔、街のあちこちから見ることできます。とても目立ちますね。

こちらはジェファソン記念館
第3代大統領のトーマス・ジェファソンですね、
独立宣言の起草者として有名ですね。

こちらはキング牧師


”I have a dream”の演説はあまりに有名です。
私の通っていた高校では教科書に演説内容が書かれていましたし、全文の暗記が課題にも出されていました。
そのためなんどもテープでキング牧師の演説を聞いていたので勝手に親近感を感じておりました。
残念ながら、今は覚えていませんが。
高さ10mの白い花崗岩でつくられた立派な記念碑です。

最後にもう1つ、硫黄島記念碑です。

アーリントンにあります。
太平洋線で日米両軍が激突、激戦の末、アメリカ軍が勝利、星条旗を島に立てたわけですね。
戦争の歴史を今に伝えています。
この記念碑も実は近くでみるとかなり大きいです。
高さ10mです。人が一緒に写っていると大きさがわかりやすいですね。

ところで、この記念碑のあるアーリントン国立墓地がある場所として有名ですね
アメリカの英雄40万人以上が眠る巨大墓地なのです。
こちらはジョン・F・ケネディの墓です。
平面でシンプルなお墓ですね。


一方でこちらの大きなお墓はワシントンDCの設計者であるフランス人のランファンのお墓


そうですDCはランファンによって計画的に造られた街なんですね。
ここからはDCの街が一望できます。
こうしてみるとDCは緑がたくさんある街ですね

DCは米国の経済やカルチャーの発信地ではありませんが、行政の中心地として、また歴史を伝える場所としての役割を果たしているように思えます。

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スミソニアン博物館・ジョージタウン・ユニオン駅・その他

また、DCには通称スミソニアン博物館と呼ばれる19と博物館と美術館があります
広い公園沿いにいくつもの博物館があるので自分の興味のあるところへ行ってみるのもいいですね。
ただ、ほんとに大きいので沢山行こうとなるとすごい時間が必要です。

アポロ計画で月面着陸したときの月の石の展示もありました。
といっても、”石”というよりは”プレート”でしたが。
触ることもできますが、あまり感動はしませんでした。

宇宙関係の展示は他にもたくさんあります。

マンモスやダイヤモンドまで、様々な展示があります。


それよりも、印象的だったのはホロコースト博物館です。
ナチスによるユダヤ人迫害の展示がありました。
実際の映像なども見ることができるのですが、あまりにも刺激的な内容ですので、心臓に自信のない方はいかない方がよいかもしれません。

さて、個人的な話になるのですが、私のとってワシントンDCといえばジョージタウンです。
観光地ではないですが、東京でいうとことの表参道のような場所ですかね。
おしゃれなカフェやショップ、レストランがたくさんあるストリートです。


私が滞在していたころはこのジョージタウンカップケーキというお店がとにかく人気でいつも長蛇の
列でした。
個人的には甘すぎようにも思いましたが、ケーキはかわいいらしいカップケーキばかりです。

もしジョージタウンに来る機会がればジョージタウン大学へも行くことをお勧めしたいです。
ジョージタウン大学はクリントン大学の母校としても知られていますがアメリカでもトップレベルの私立大学です。
はじめてみたときはハリーポッターの映画に出てくるような場所だと思いました。


そういえば。
ジョージタウン周辺は大学も含め、夏の夜は蛍があちこちに見ることができるんです。
実際に学生寮のトイレにも出るくらいですから。

とてもきれいですよ。

こちらはDCの陸の玄関口ユニオン駅です。


ここからアメリカ各地へのバスや電車が出ています。
アムトラックやグレイハウンドの発着地でもありますね。

駅の中はこんな感じです。

そのほか、これといった見所というわけではないですが、地下鉄の深さや、小さな中華街、
FBIなんかも印象的でした。

地下鉄のデュポンサークル駅


ペンタゴンも観たかったのですが、地上からではやはりだめでしたね。
かわりに駅には大きなモールがありました。
そして星条旗。
アメリカ人は自国の国旗が大好きですね。

ワシントンDCのグルメ

実は、DCのグルメという点では、これといって印象的なものはありません。
一番おいしかったのはイタリアンでしたね。
アメリカ風なものを頼むとこんな感じ。


とにかく全部食べたら確実に太るようなものばかりです。
クラブケーキというかにの身をつかった料理はまずまず美味しかったです。

そういえば、とても美味しいハンバーガーがありました。
シェイクシャックバーガーです。


今でこそ日本に上陸していますが、当日はまだ日本には来ておらず、
私ははじめてDCで食べました。
他にもハンバーガーはいくつか食べましたが、やはり当時からダントツで美味しかったです。
ジューシーな感じがたまらないですね。
これが今では日本でも食べるのはよかった。

ちなみに、マックはというと…
マックはマックですね。


特にどうということもありません。
日本ではマックがファストフード―の王者ですが、アメリカではサブウェイの方が強いようでした。
ベジタリアンなのか健康志向なのかはわかりませんが、大量のサラダを食べる人もよく街で目にしましたね。
サブウェイは言うなればサラダ屋さんですから人気なのはわかります。

ちなみに、日本食も何店舗か行ってみました
日本で食べることを考えると、やはりコスパは決してよくはないかもしれませんが、食べたくなってしまいます。
DCに来てから1週間も待たずに私は日本食レストランに行き、その後も継続的に通っていましたが。
これだけはどうにもできません。

ちなみに、ジョージタウン大学の構内にはこんなふうにお寿司をカウンターで食べられるところもありますよ。

メジャーリーグ(ダルビッシュ)観戦

DC滞在中の印象深い出来事としては、初めてのメジャーリーグ観戦があります。
あまり有名ではないですがワシントンDCにもナショナルズというチームがあります。
マスコットキャラクターも歴代大統領という、チームです。
かわいいキャラクターですね。

しかも、ラッキーなことに相手チームにはダルビッシュ選手が。
そのため、日本人の観客も多かったですが、アウェーの地ですがレンジャースのダルビッシュのユニフォームを着ている選手が一番多かった印象があります。
ダルビッシュ、すごいなぁ。
テレビのニュースで見るのとは違い、異国で、大きなアメリカ人選手ばかりがいるメジャーリーグで、投球するダルビッシュ、ホントにかっこよかったです。
世界を相手に。
すごい。


また、その道を切り開いた野茂英雄のことも同時に思い出しました。
ビジネスももちろん国境を越えていますが、こうして世界を相手に活躍する姿にはあこがれを感じます。

なんだが、昔の写真を見ていたら少し懐かしい気分にもなりました。
個人的な思い出と書いたような投稿になってしまった感がありますが。

当時のアメリカは今にして思えばとても平和でした。
トランプ大統領になってから大分アメリカに対する印象が変わってしまいましたね。
今度は再び民主党政権になりましたし、バイデン大統領の今後にも期待です。

観光の観点でいえば、ワシントンDCは桜で有名ですね。
コロナの感染拡大が深刻ですが、ぜひ、今度はDCの桜の季節に観光でいきたいものです。


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