キュウリのような見た目のズッキーニは北米西部からメキシコ北部を原産とするウリ科の野菜です。
実はキュウリというより、カボチャの仲間なんですね。
言われてみるとキュウリのような形ではあるけど、皮の感じはカボチャのそれに近い気もします。
今回はそのズッキーニを栽培してみました。
育て方のポイント
① 十分な株間を開けて植えます
キュウリと違い、つるが伸びる野菜ではありませんが、横に拡がって生長するため、株間は80cm程度はほしいところです。
他の野菜同様に苗が小さなうちは支柱を立てて支えてあげます。
② ウリハムシの攻撃を避ける
苗は5月に植え、6~7月に収穫を終えるので比較的短期間の栽培が見込まれます。
しかし、その間にウリハムシに葉っぱをできるだけ食べられないよう、灯籠を立てるなどの対応が
必要です。
キュウリを育てる時も感じましたがウリハムシは油断ならない存在です。
③ 果実が大きくなったら追肥を
茎も太いですが、実も大きなズッキーニ。
実が大きくなったら十分な追肥を与えてあげる必要があります。
生長過程
ホームセンターで苗を買って植えたところです。
とても小さい双葉です。
ホントにこんな小さいところから短期間で生長する?と思ってしまいますね。
まずは、ウリハムシ対策として、輪っかの支柱を立て、ビニールの袋で覆ってあげることにしました。
頑張って育てよ、と念をこめて。
驚くべきはその生長スピード。
あっという間にこの大きさです。
輪っかの支柱を飛びぬけてしまいました。
このままではウリハムシの攻撃を受けてしまうということでアルミ素材のお皿をセットしてあげることに。
どうやら、ウリハムシ対策になるらしいです。
しかし。
結果的には、かなり葉を食べられましたね。
あまり意味はなかったように思います。
しかも、うどんこ病にもかなりやられてしまいました。
それでもすごい勢いで生長をしていきます。
黄色の大きな花が咲きました。
美しいですねぇ。
それに、なんだか元気をもらえるような、明るく活き活きしたような花です。
ズッキーニは開花後5~10日が収穫の適期といわれています。
ご覧のとおり大きな実がなりました。
少し前まではとても小さな双葉だったのに、こんな大きな実がなるとは驚きです。
それに実だけでなく、株の大きさもすごいことになりました。
確かに、株間は80cmあるとよい理由もわかります。
あまり栽培方法をよく調べずに、とりあえず苗を植えたわけですが、こんなに大きく
なるとは思わず、初めに輪っかの支柱を立ててしまったことに後悔です。
茎が輪っかに接触してしまい折れてしまうこともありました。
見ているだけでも窮屈な感じです。
それにしても、ズッキーニの茎って太いです。2~3cmくらいありますかね。
見た目はとても頑丈そうです。
しかし、これ、中身はスカスカなんですね。
筒状の茎といったらよいでしょうか。
片手でちぎってしまうこもできるくらいなんです。
ところで、ズッキーニの栽培方法を調べてみると、人工授粉が必要との記述を見ることもありました。
そんなに手がかかる野菜なの?
と思ってしまいましたが、心配無用でした。
ご覧のとおり、しっかりと蜂が働いてくれるんですね。
野菜と育てていると、こんなに東京に虫っているんだっけ?と思うくらい虫に遭遇します。
多くが蚊であったり、ウリハムシなど、私にとっては害虫ですが、大きなバッタやカマキリなど、
子供の頃は地元にたくさんいた虫もみたりします。
自然とふれあうことができることも家庭菜園の魅力だと感じます。
さて、いくつ収穫しかなぁ。
ズッキーニの収穫は1か月もしないうちに終了しました。
うどんこ病がひどかったですし、葉っぱもかなり虫に食べられてしまったからか、
徐々に元気がなくなっていきました。
葉も黄色くなっていきます。
そして、最後は変わり果てた姿になりました。
小さな小さな双葉から、ぐんぐんと生長し、大きな実もたくさんつけたズッキーニ。
ありがとうございました。